けいれんの原因は脳にある
赤ちゃんや小さい子供がけいれんを起こす原因の一つには、脳の未熟さがあるといわれています。脳の神経細胞は、通常、さまざまな信号をやり取りして情報を伝えあっています。大人なら、高熱や細菌、ウイルスなどの刺激が加わったとしても簡単に影響を受けませんが、子供の脳の抵抗力は未熟です。そのため、信号の統制が乱れてけいれんを発生させるのではと考えられていますが、明確な原因は明らかになっていません。
赤ちゃんのけいれんの場合、38℃以上の発熱が刺激となって起こる「熱性けいれん」がとくに多くみられます。そのほかに、泣き過ぎによって脳が一時的に酸素不足になることで、けいれんが引き起こされる「憤怒(ふんぬ)けいれん」もあります。
- MSDマニュアル家庭版「小児のけいれん発作」(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/23-小児の健康上の問題/小児における神経疾患/小児-のけいれん発作,2018年7月17日最終閲覧)
- 上大岡こどもクリニック「熱性けいれんの部屋へようこそ」(http://www.kamio-kodomo.com/column01.html,2018年7月17日最終閲覧)
- 千葉県「こどもの熱性けいれんについて教えてください。」(https://www.pref.chiba.lg.jp/kenshidou/faq/335.html,2018年7月17日最終閲覧)
- 日本小児神経学会「小児神経Q&A」(https://www.childneuro.jp/modules/general/index.php?content_id=13,2018年7月17日最終閲覧)
- 小島内科クリニック「激情痙攣《泣き入りひきつけ》」(https://kojima.or.jp/mame/2016/12/post-162.html,2018年7月17日最終閲覧)
- かわかみ整形外科・小児科クリニック「小児科医の豆知識」(http://kawakamiclinic.or.jp/syoni/tips/泣き入りひきつけ/,2018年7月17日最終閲覧)