離乳食でレバーを使えるのはいつから?
離乳食でレバーを与えることができる時期は、食事の回数が1日3回程度になり、歯ぐきで食べ物が潰せるようになる生後9ヶ月から生後11ヶ月頃のカミカミ期からです。
カミカミ期は鉄分が不足しがちになる時期のため、レバーや赤身の魚、肉などを活用していきましょう。レバーを普段購入しないという方は、粉末のベビーフードを使うと、手軽に取り入れることができますよ。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじこみ・ウラ、108ページ(学研プラス,2017)
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-06,2020年9月4日最終閲覧)
- 和光堂「9~11ヶ月頃の離乳食の進め方の目安」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/my1_3.html,2020年9月4日最終閲覧)
- 上田玲子(監)「最新版この1冊であんしんはじめての離乳食事典」22ページ(朝日新聞,2016年)
月齢別の調理法とレバーの下処理
カミカミ期から与えることのできるレバーは、与える時期によって形や硬さが異なります。ここでは、離乳食時期別の与え方と、下処理の方法を説明しています。
- カミカミ期(生後9ヶ月から生後11ヶ月):ゆでて、歯ぐきでつぶせる程度の大きさに刻む。
- 完了期(生後12ヶ月から生後18ヶ月):ゆでて、1cm未満の大きさに切る。
レバーの下処理
買ってきたレバーの血合いとかを水で綺麗に洗い流して1晩牛乳に漬け込みます。翌日一度サッと茹でた後にもう一度火を通すために茹で、ブレンダーにかけていました😊完全に匂いはなくならないですが下処理する前とは全然違いましたよ☺️
使用できるレバーは鶏レバーと豚レバーです。レバーを調理するときは、水に浸した後に牛乳に漬けておくと、血抜きができ、くさみを取ることができます。
下処理が難しいときは、調理のしやすいベビーフードの活用をおすすめします。粉末やペーストのベビーフードが売っていますので、味などに慣れてもらうという意味でも取り入れてみるとよいでしょう。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじこみ・ウラ(学研プラス,2017)
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-06,2019年2月19日最終閲覧)
- kewpie「月齢別にみる離乳食・離乳食後期 9~11ヵ月頃」(https://www.kewpie.co.jp/babyfood/advice/month_9/index.html,2019年2月19日最終閲覧)
- 坂井一之(編)「たまひよ新・基本シリーズ初めての離乳食」112ページ(ベネッセコーポレーション,2011年)
レバーを使った離乳食のレシピ
次にレバーを使用した離乳食メニューを紹介します。生レバーを下処理して作ったレシピもありますが、レバーのベビーフード粉末を活用したメニューも紹介しています。ベビーフードは、ベビー用品を売っているお店や薬局、ネットでの購入することができますよ。
離乳食後期:レバーと魚のココット風
©モグック
材料
- 魚:10g
- 牛乳:適量
- ベビーフードのレバー:2分の1袋
- ジャガイモ:30g
- ニンジン:10g
- バター:少々
- 粉チーズ:少々
- 乾燥パセリ:少々
作り方
- 魚はゆでて、ほぐす。
- ジャガイモ、ニンジンはすりおろし、レバーはお湯で戻す。
- 魚、ジャガイモ、ニンジン、レバーをよく混ぜ合わせ、牛乳で硬さを整える。
- 耐熱容器に薄くバターをぬり、具材を入れ、粉チーズを振る。
- オーブントースターで8分ほど焼き、乾燥パセリをトッピングして完成
こちらのメニューでは、ベビーフードのレバーを使用しています。ベビーフードのレバーであれば、下処理が済んでいるため使いやすいでしょう。食べやすく柔らかいのは鶏レバーを使用してくださいね。
野菜はすりおろしてもよいですが、ゆでた後に食べやすい大きさに切っても大丈夫です。調理しやすい方を選んでくださいね。香ばしいチーズが食欲をそそりそうな、一品ではないでしょうか。
離乳食後期:魚とレバーのおからスティック
©モグック
材料
- タイ:10g
- サツマイモ:25g
- 鶏レバー:10g
- 牛乳:適量
- ホウレンソウ:10g
- 生おから:10g
- バター:適量
作り方
- タイはゆでて軽くほぐす。
- レバーを10分程度牛乳に漬けた後、細かく刻む。
- ホウレンソウをゆでて、細かく刻む。サツマイモはゆでてマッシュ状にする。
- ボウルにバター以外すべての材料を入れて、よく混ぜ合わせてスティック状に形を整える。
- フライパンで転がしながら焼いて完成。
手づかみ食べが始まったころにおすすめしたいこちらのメニューは、子供の手に合わせて大きさを調整してみてください。甘みのあるサツマイモを使うため、レバーの独特の味わいが苦手な赤ちゃんでもおいしく食べることができそうなメニューですね。
離乳食後期:レバー粉末で簡単「鶏レバー入り炒り豆腐」
©和光堂
材料
- 手作り応援鶏レバーと緑黄色野菜:1包
- 手作り応援ほうれん草と小松菜:1包
- 手作り応援和風だし:2分の1包
- 豆腐:20g
- 溶き卵:大さじ1
- 油:適量
作り方
- 豆腐はゆで、粗く崩す。
- 30mlのお湯で手作り応援鶏レバーと緑黄色野菜、手作り応援ほうれん草と小松菜を溶き、混ぜ合わせる。
- 溶き卵と、少量のお湯で溶いた手作り応援和風だしを混ぜ合わせる。
- 1から3をフライパンで炒め合わせて完成。
こちらのメニューは和光堂の商品手作り応援シリーズを使用しています。3種類とも、鶏レバーと国産の野菜を使用して粉末状にしたベビーフードです。お湯を注いで食材と混ぜ合わせるだけで、野菜とレバーのペーストを作ることができます。レバーのベビーフードは、下処理する時間がないときなどにおすすめですよ。
- Asahiグループ食品「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/babyfood/babyfood/tedukuri/,2020年9月4日最終閲覧)
手作業で骨取り済み!モグックの冷凍魚なら手間なくお魚離乳食が作れます
©モグック
通信販売で小分けサイズの冷凍お魚を販売している「モグック」では、1パック10gという小さなサイズでパッキングした魚を販売しています。お魚は手作業で骨を取り除いています。皮つき商品・皮なし商品を販売しており、手間や栄養面を考慮して選ぶことができますよ。
(今回紹介したレシピの一部はモグック様からご協力いただき掲載しております)
離乳食の基本やレシピが月齢別に見られる和光堂のわこちゃんカフェ
日本で初めて育児用のミルクを販売した和光堂は赤ちゃんのためにとの思いから、全ての商品に置いて品質を高く保っています。そんな和光堂が運営しているわこちゃんカフェでは、自社製品である高品質のベビーフードを使用したレシピが多く紹介されています。
また、離乳食の基本を動画で分かりやすく説明し、食材のチェックリストも月齢別に説明しています。ぜひ、離乳食作りに迷ったら参考にしてみてくださいね。
(今回紹介したレシピの一部は和光堂様からご協力いただき掲載しております。)
下処理を忘れず、鉄分をプラスしていこう
生後9ヶ月のカミカミ期から食べることができるレバーは、鉄分を補ってくれるため積極的に取り入れていきたい食材ですよね。生のレバーは調理に手間がかかりますが、下処理のされているベビーフードであれば使いやすいと思います。