牛乳はいつから与えられる?
牛乳を離乳食として与えられる時期は、離乳食中期の生後7か月~8か月からです。離乳食として使用する場合は必ず加熱し、パンがゆなどを作るときの材料として少量ずつ与えてください。
ご存じの方も多いかと思いますが、牛乳はカルシウムが豊富な飲み物です。牛乳にはカルシウム以外にも脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミンなど体に必要な栄養素がバランスよく含まれています。
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-03,2020年8月25日最終閲覧)
- 母子衛生研究会「9か月から11か月ころ」(http://www.mcfh.or.jp/jouhou/rinyushoku/jissen9_11.html,2020年8月25日最終閲覧)
- 一般社団法人Jミルク「牛乳の栄養成分」(http://www.j-milk.jp/findnew/chapter2/0402.html,2020年8月25日最終閲覧)
- 明治「知ってミルク」(https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/know/know_milk/01/,2020年8月25日最終閲覧)
離乳食に牛乳を与える量と注意点
牛乳は、時期によって与えられる量が異なります。牛乳を離乳食として使う場合、下記を参考に加熱して少量ずつ使いましょう。
- モグモグ期(生後7か月から生後8か月):必ず加熱し、離乳食の材料として少量使う。
- カミカミ期(生後9か月から生後11か月):必ず加熱し、離乳食の材料として少量使う。
- 完了期(生後12か月から生後18か月):材料としてだけでなく、飲み物として与えることができる。
牛乳は栄養豊富な食材ではありますが、腸が発達する1歳ごろまでは、鉄分の吸収を妨げてしまうことがあります。そのため、飲み物として与えるのは1歳を過ぎてからにしましょう。
離乳食の材料として使う場合には50〜80mlほど、飲み物として与える場合には、ヨーグルトなどの乳製品と合わせて1日200〜400mlくらいにしましょう。
- 母子衛生研究会「9か月から11か月ころ」(http://www.mcfh.or.jp/jouhou/rinyushoku/jissen9_11.html,2020年8月25日最終閲覧)
- パルシステム生活協同組合連合会「牛乳をスタートしたいのですが、大丈夫でしょうか?」(https://kosodate.pal-system.co.jp/qa/牛乳をスタートしたいのですが、大丈夫でしょう/,2020年8月25日最終閲覧)
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf,2020年8月25日最終閲覧)
牛乳を使った離乳食のアレンジメニュー
牛乳を使った離乳食期に便利なアレンジメニューを離乳食中期、後期と完了期に分けて紹介していきます。離乳食に便利な和光堂のベビーフードを活用したものなどもあるため、気になる方は使ってみてくださいね。
離乳食中期レシピ(モグモグ期):ポテトのレバーソースグラタン
©和光堂
材料
- 手作り応援鶏レバーと緑黄色野菜:1包
- 手作り応援ホワイトソース:1包
- ジャガイモ:70g
- トマト:35g
- ブロッコリー:1房
- 牛乳:15ml
- 粉チーズ:適量
作り方
- ジャガイモは食べやすい大きさに切り、柔らかくなるまでゆでる。
- トマトは湯むきし、皮と種をとりのぞいたら細かく刻み、耐熱容器に入れる。
- 手作り応援鶏レバーと緑黄色野菜は少量のお湯で溶き、牛乳でのばす。
- 野菜と牛乳でのばした手作り応援鶏レバーと緑黄色野菜を混ぜ合わせる。
- その上に15mlのお湯で溶いた手作り応援ホワイトソースをかける。
- 粉チーズを振り、オーブンまたはトースターで焼き目がつくまで焼く。
- 焼いたものの上にゆでて切ったブロッコリーを飾って完成。
手作り応援鶏レバーと緑黄色野菜と手作り応援ホワイトソースは和光堂の商品です。手作り応援鶏レバーと緑黄色野菜は国産の緑黄色野菜と鶏レバーを粉末状に加工し、お湯で溶くだけで簡単に使用することができる便利な商品です。もちろん、きちんと下処理をした鶏レバーと野菜をゆで、つぶしたものを牛乳とのばして使用してもよいでしょう。
手作り応援ホワイトソースもお湯で溶くだけで簡単にホワイトソースが作れる商品です。グラタンやシチューなどを作りたいときに重宝しますよ。
- Asahiグループ食品「手作り応援」(https://www.wakodo.co.jp/product/babyfood/babyfood/tedukuri/#170538,2020年8月25日最終閲覧)
離乳食後期レシピ(カミカミ期):お魚が入ったやさしいミルク粥
©モグック
材料
- 白身魚:10g
- リンゴ:15g
- ニンジン:15g
- ご飯:50g
- 牛乳:100cc
作り方
- 白身魚は解凍し、ほぐしておく。
- リンゴ、ニンジンは皮をむき、すりおろす。
- 全ての材料を鍋に入れ、ことこと弱火で炊く。
- とろっとしてご飯が柔らかくなったら完成。
こちらのメニューで使われている白身魚は離乳食専用の魚を通信販売しているモグックの商品です。モグックの魚はスチーム加熱が施されているため、解凍しほぐすだけで簡単に使用できます。生の白身魚を使用する場合はゆでてからほぐして使用してください。
牛乳の代わりにフォローアップミルクを使ってもよいでしょう。リンゴで甘みがプラスされているため、赤ちゃんが苦手な野菜を混ぜて挑戦させてみてもよいかもしれませんね。
離乳食後期レシピ(カミカミ期):かぼちゃのホットサラダ
©和光堂
材料
- はじめての離乳食裏ごしかぼちゃ:1包
- 牛乳:小さじ1
- ニンジン:5g
- ブロッコリー:5g
作り方
- ニンジン、ブロッコリーは食べやすい大きさに切り、柔らかくなるまでゆでる。
- はじめての離乳食裏ごしかぼちゃは15mlのお湯で溶かす。
- 耐熱容器に、野菜、はじめての離乳食裏ごしかぼちゃと牛乳を混ぜ合わせる。
- 電子レンジで50秒加熱して完成。
こちらのメニューで使用されているはじめての離乳食裏ごしかぼちゃは国産のカボチャを蒸して裏ごししたものをフリーズドライ加工し、お湯で溶くだけで簡単に使用できる和光堂の商品です。1包に小さじ3杯分の裏ごしかぼちゃが入っているため、手元にない場合は、ゆでてから裏ごしをしたかぼちゃを小さじ3杯分用意してください。
電子レンジを使用するときは、500W~600Wで50秒加熱してください。彩りが豊かで、カボチャと牛乳の風味が抜群なサラダです。
- 和光堂「はじめての離乳食」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/hajimeteno/ser_hajimeteno.html,2020年8月25日最終閲覧)
離乳食後期レシピ(カミカミ期):お麩(ふ)ヤキヤキ
©和光堂
材料
- はじめての離乳食裏ごしかぼちゃ:1包
- 牛乳:45ml
- マヨネーズ:14g
- すきやき麩(ふ):10g
作り方
- すきやき麩は水に浸し、戻しておく。
- 牛乳とマヨネーズを混ぜ合わせたものにすきやき麩を絡め、耐熱容器に入れる。
- トースターで焼き目がつくまで4~5分焼く。
- 25mlのお湯で溶いたはじめての離乳食裏ごしかぼちゃを焼いたものにのせる。
- さらにトースターで1分焼いて完成。
こちらのメニューも和光堂の商品であるはじめての離乳食裏ごしかぼちゃを使用したメニューです。手元にない場合は、ゆでてから裏ごしをしたかぼちゃを小さじ3杯分用意してください。
牛乳とマヨネーズを混ぜるだけで簡単なホワイトソースを作ることができるのも魅力ですね。離乳食後期以降の他のレシピに取り入れてもよいかもしれません。
- 和光堂「はじめての離乳食」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/hajimeteno/ser_hajimeteno.html,2020年9月3日最終閲覧)
離乳食完了期レシピ:かぼちゃの蒸しケーキ
©和光堂
材料
- はじめての離乳食裏ごしかぼちゃ:1包
- ホットケーキミックス:75g
- 全卵:3分の1個
- 牛乳:45ml
作り方
- はじめての離乳食裏ごしかぼちゃは20mlのお湯でゆるめに溶く。
- はじめての離乳食裏ごしかぼちゃ、ホットケーキミックス、溶いた卵、牛乳と混ぜ合わせる。
- 耐熱性の型に入れ、蒸し器で15分ほど蒸して完成。
こちらも和光堂の商品であるはじめての離乳食裏ごしかぼちゃを使用しています。生のカボチャを使用する場合は、ゆでて裏ごししたカボチャを小さじ3杯分用意してください。
赤ちゃん用のホットケーキミックスを使用すれば後期から与えられるレシピになります。市販のホットケーキミックスを使用するときは離乳食完了期から与えてください。
- 和光堂「離乳食の食材チェックリスト」(https://community.wakodo.co.jp/community/babyfood/checklist/#check-01,2020年8月25日最終閲覧)
- 和光堂「はじめての離乳食」(https://www.wakodo.co.jp/product/special/babyfood/babyfood/hajimeteno/ser_hajimeteno.html,2020年8月25日最終閲覧)
- 森永製菓「ホットケーキミックスで作れる人気お菓子レシピ」(https://www.morinaga.co.jp/hotcake/mother/index.html,2020年8月25日最終閲覧)
離乳食完了期レシピ:魚とかぼちゃのクリームトースト
©モグック
材料
- タイ:10g
- カボチャ:30g
- 牛乳:大さじ2
- 食パン:2枚
作り方
- タイは解凍し、細かくほぐす。
- タイ、カボチャ、牛乳と混ぜ合わせる。
- 混ぜ合わせたものを食べやすい大きさに切ったパンに塗る。
- トースターで2分ほど焼いて完成。
こちらのメニューで使われているタイはモグックの商品です。モグックの商品は離乳食用に骨や皮が取り除かれ、スチーム加工されているため簡単に魚料理を作ることができますよ。もちろん生のタイをゆでて使用してもOKです。
ゆでた野菜、魚、牛乳を混ぜ、トースターで焼くだけの簡単メニューで、調理時間は約5分です。朝食にもピッタリなメニューではないでしょうか。
離乳食完了期レシピ:ツナポテト
©モグック
材料
- タイ:10g
- コーン:10g
- ジャガイモ:10g
- キャベツ:10g
- 牛乳:小さじ1
- マヨネーズ:小さじ1
作り方
- タイは解凍し、細かくほぐす。
- コーン、ジャガイモ、キャベツは柔らかくなるまでゆで、食べやすい大きさに刻む。
- 牛乳とマヨネーズを混ぜたものを、タイと野菜に混ぜ合わせて完成。
こちらのメニューもモグックから販売されている離乳食用の魚を使用しています。生のタイを使用する場合はゆでてほぐしてください。刺身を活用すると骨などが取り除かれているため便利ですよ。
野菜がたっぷりでいろいろな食感を楽しめそうなメニューですね。マヨネーズを加熱すれば生後8か月から与えることもできます。
おやつにあげたい、牛乳寒天、牛乳プリン
牛乳は栄養が豊富なので積極的にあげたいと思う方もいますよね。ただ、牛乳をそのまま飲ませるだけだと飽きてしまうことも。そんなときは、牛乳寒天や牛乳プリンがおすすめです。ママリにも、牛乳寒天や牛乳プリンを子どものおやつにする人がいましたよ。
寒天やゼラチン、ココアやチョコなどは離乳食では積極的に使用する食材ではないので、特にアレルギー等の心配がなければそれぞれのご家庭で判断してあげてくださいね。
離乳食にも便利な牛乳をぜひ活用してみて
サラダやおかゆ、さらにはケーキまで幅広いメニューを紹介していきましたが、作りたいと思えるものはあったでしょうか。牛乳をマヨネーズと混ぜるだけでソースになるのも魅力的なアイデアですよね。ぜひ、離乳食に牛乳を活用してみてください。
手作業で骨取り済み!モグックの冷凍魚なら手間なくお魚離乳食が作れます
©モグック
通信販売で小分けサイズの冷凍お魚を販売している「モグック」では、1パック10gという小さなサイズでパッキングした魚を販売しています。お魚は手作業で骨を取り除いています。皮つき商品・皮なし商品を販売しており、手間や栄養面を考慮して選ぶことができますよ。
(今回紹介したレシピの一部はモグック様からご協力いただき掲載しております)
離乳食の基本やレシピが月齢別に見られる和光堂のわこちゃんカフェ
日本で初めて育児用のミルクを販売した和光堂は、赤ちゃんのためにとの思いから全ての商品に置いて品質を高く保っています。そんな和光堂が運営しているわこちゃんカフェでは、自社製品である高品質のベビーフードを使用したレシピが多く紹介されています。
また、離乳食の基本を動画で分かりやすく説明し、食材のチェックリストも月齢別に説明しています。ぜひ、離乳食作りに迷ったら参考にしてみてくださいね。
(今回紹介したレシピの一部は和光堂様からご協力いただき掲載しております。)