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赤ちゃんの縦抱きはいつからできる?縦抱きで泣きやむって本当?

PIXTA

赤ちゃんの縦抱きの仕方

縦抱き PIXTA

赤ちゃんを縦抱きすることを「コアラ抱き」や「正面抱き」ともいいます。コアラが木にしがみつくように、ママやパパの胸にぴったりとくっついている赤ちゃんはとってもかわいいですね。

縦抱きには、気をつけたいポイントがあります。しっかり頭や首を支えていたとしても、場面に応じたやり方をしないと、赤ちゃんの負担になってしまいます。ここでは3つの抱き方についてご紹介いたします。

基本的な縦抱き

基本的な抱き方としては、次の点に注意しましょう。

  • 赤ちゃんの脚がM字になっていること
  • 抱いている人と密着させること(体を離して抱っこしない)
  • 赤ちゃんの口や鼻がふさがれていない

赤ちゃんの脚は、ちょうどMの形になるように、ひざを曲げ股関節を開くようにします。脚を伸ばしてしまうと、股関節脱臼という状態になってしまい、気づかずにいると歩くのが困難になる症例もあるようです。

低い位置や離れた位置で抱っこをすると危険ですので、必ず抱いている人と赤ちゃんの身体が密着するようにしてください。ただし、このとき赤ちゃんの顔が押し付けられていないかに注意するようにしてください。

授乳をするとき

縦抱き PIXTA

ママの太ももに赤ちゃんを向かい合わせで座らせて、授乳します。後頭部に手を添え、支えてあげましょう。ママは前かがみにならないようにしましょう。

縦抱きで授乳をするメリットとしては、吐き戻しの危険性が低くなる、乳首をくわえやすくなる、げっぷが出しやすくなるなどです。

コツをつかむまでは難しいかもしれませんが、慣れると赤ちゃんもママも楽な授乳方法ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

授乳後のゲップをさせるとき

授乳後、ゲップをさせるときも縦抱きにします。ママやパパの肩に赤ちゃんがもたれかかるように縦抱きし、背中をやさしくさすってあげてください。

赤ちゃんが母乳やミルクと一緒に飲みこんだ空気を出してあげるのです。横にすると、吐いたものをのどにつまらせてしまうこともあるので、授乳後はゲップが出ても出なくても、しばらく縦抱きにしてあげるといいでしょう。

出典元:
「正しい授乳姿勢のポイント」授乳中の新生児の抱き方、哺乳瓶の持ち方をくわしく紹介

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縦抱きはメリットがいっぱい!たくさん抱っこしてあげましょう

赤ちゃん 抱っこ PIXTA

赤ちゃんの縦抱きについてご説明しましたがいかがでしたか。頭と首をしっかり支えてあげることで、首すわり前の赤ちゃんでも縦抱き抱っこをすることが可能です。

縦抱きは、赤ちゃんにとってメリットがいっぱい。縦抱きで授乳をすることは、吐き戻しリスクの軽減やうまくおっぱいが飲めない赤ちゃんへの対処法としても有効です。M字型に足を開く「コアラ抱き」は、股関節脱臼の防止にもなります。

首のすわりが早くなったり、なかなか泣きやまない赤ちゃんが泣きやんだりすることも報告されています。そして何より抱いている人との距離が近くなることで、赤ちゃんにとってもママやパパにとっても、大切なスキンシップとなるでしょう。

ママリでも「縦抱き」が話題になっています

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