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生後8か月の赤ちゃんの発育と変化は?注意するべき育児のポイントを解説

赤ちゃんは生後8か月くらいになると、発育に個人差が出やすいことをご存じですか?「わが子の発育は正常?」と悩んだことのあるパパママもいるのではないでしょうか。個人差があるとわかっていてもつい不安になってしまいますよね。そこでここでは生後8か月の赤ちゃんに見られる発育の変化や、どなたでもすぐに実践できる育児の注意点を解説。赤ちゃんの発育はあっという間ですから、今すぐに読んで育児のレベルアップに役立ててくださいね。

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生後8か月の赤ちゃんの発育目安は?

生後8か月の赤ちゃんの発育目安は、どのような感じなのでしょうか。目安を把握しておきましょう。

身長・体重

生後8ヶ月 PIXTA

生後8か月~9か月の赤ちゃんの平均身長は、男の子が70.6cm、女の子は69.1cm。平均体重は、男の子が8.53kg、女の子が8.01kgとなっています。

しかし、この数値はあくまでも目安。極端に大きい、小さいなど、心配があれば小児科の先生に相談してみるのもいいかもしれませんが、ミルクや母乳をしっかり飲んでいて健康であれば、そんなに気にしすぎなくてもいいでしょう。

食事・授乳量と回数

生後8か月の赤ちゃんの離乳食は、1日2回です。1日に3回程度の母乳またはミルク、そして離乳食のあとにも母乳またはミルクを、赤ちゃんが満足するだけあげましょう。

昼と夜に離乳食を与え、朝とおやつ時間、そして夜寝る前に母乳またはミルクというスケジュールを組むといいかもしれません。水分補給として、合間に果汁をあげても問題ありません。ただし、離乳食に響かないよう、与える時間を調節してください。

睡眠時間

生後6か月~9か月の赤ちゃんは、睡眠パターンが一定になってきていることも多いようです。生後6か月~9か月の赤ちゃんの睡眠時間は、平均14~16時間となっています。朝と昼にそれぞれ1時間~2時間程度寝て、夜はしっかり10~12時間寝られているのがベストでしょう。

いつも同じ場所で同じくらいの時間に寝るようにする、寝る場所は静かで落ち着けるようにしておくなど、寝やすい環境を作ってあげることも大切です。

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生後8か月頃から見られる赤ちゃんの変化

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生まれてからの1年間は、赤ちゃんの成長が著しい時期です。生後8か月の赤ちゃんは、どのような成長が見られるのでしょうか。詳しく確認していきましょう。

おすわりが安定する

生後8か月前後の赤ちゃんは、おすわりが安定し始めます。はじめは手が前についた姿勢でのおすわりだったはずが、手の支えなしでもひとりで座れるようになる時期です。

はいはいを始めるようになる

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おすわりが安定するのと前後して、はいはいを始めるようになる赤ちゃんもいるでしょう。はいはいの形になる前には、床におなかをつけたまま進むずりばいから始まることも少なくありません。

徐々におしりが上がるようになりますが、赤ちゃんによっては、片足だけが伸びていたりおしりだけが上がっていたりと、不思議な状態ではいはいしていることもあるでしょう。

感情表現ができるようになる

生後8か月くらいになると、感情表現ができるようになる赤ちゃんもたくさんいます。うれしい、楽しいという気持ちのときには、手足を動かしたりして全身で喜んだり、要求を大きな声を出して表現したりと、それぞれの表現で気持ちを表します。

周りの人をよく観察できるようにもなっているため、知らない人を警戒したり人見知りしたりする赤ちゃんもいるでしょう。

食べる量が増える

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生後8か月頃は、離乳食も進みいろいろな食材を食べ始めており、食べ物への興味が広がる時期でもあります。ほんの少しでよかった離乳食も、いつの間にかたくさん食べるようになっていることもあるでしょう。

まだ取り入れていない食材を食べさせる、献立のバリエーションを増やすなど、食事への関心を高めてあげられるといいかもしれません。

記憶力が発達する

生後6か月を超えると、赤ちゃんの記憶力が発達していきます。いつもおもちゃがある場所を覚えていたり、一度見たおもちゃがどこにあるか当てたりすることができるようになっているのではないでしょうか。

おもちゃを見せたあとに手やハンカチ、コップなどで隠し、赤ちゃんの反応を見てみましょう。記憶力が育ってくると、遊びの幅も広がるはずです。

乳歯が生え始める

乳歯のはえ始めるタイミングには個人差がありますが、平均すると生後7か月~8か月頃と言われています。小さくはえた歯が口からのぞいた姿は、かわいさもひとしおです。乳歯がはえてきたら、意識したいのは虫歯予防。食べ物が歯に残っていないか、定期的に確認しておくようにしましょう。

生後8か月の赤ちゃんにおすすめの遊びは?

発育の早い赤ちゃんは、生後8か月ごろになると遊び方も変化してきます。それでは生後8ヶ月の赤ちゃんにはどのような遊びがおすすめなのでしょうか?発育にあわせた遊びで、8か月の赤ちゃんの能力を高めてあげましょう。

両手を使った遊び

8か月ごろの赤ちゃんはその発育によって、おすわりが安定して両手を自由に動かせるようになる子もでてきます。そこでおすすめなのが、両手を使った遊びです。

赤ちゃんに紙を自由にやぶらせる「びりびり遊び」なども楽しんでくれます。紙をやぶく感触や音が新鮮で、1人でも夢中になって遊んでくれるはずですよ。誤飲に注意しながら遊ばせましょう。

ボール転がし

はいはいやずりばいができるようであれば、ボール転がしもとても楽しめる遊びですよ。まだボールを取ったり投げたりは難しいでしょうが、転がるボールを目で追ったり、はいはいで追いかけたりして体を動かせます。

8か月の赤ちゃんはまだできる全身運動が限られているので、ボール遊びで運動をさせてあげましょう。

親子あそび

8か月の赤ちゃんの発育のためには、遊びの中でパパママとたくさんコミュニケーションを取ることも大切ですよ。たとえばパパママのまねをさせる「まねっこ遊び」は、コミュニケーションの練習にもなりそうですね。

パパママが赤ちゃんの両脇を支えながら、三角座りした太ももを滑り台に見立てて滑らせるのも簡単で楽しんでもらえる遊びの一つです。

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生後8か月頃の育児の注意点

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続いては、生後8か月頃の育児で注意しておきたいポイントをご紹介します。

事故防止対策をする

これまでそう動かなかった赤ちゃんですが、ずりばいやはいはいを覚えると、一気に行動範囲が広がります。かわいい反面、思わぬ事故が起こりやすくもなる時期です。気がついたら引き出しのものを全部出していたり、口に入れていたりすることもあるかもしれません。

化粧品やたばこ、電池など誤飲してしまいそうな小さなものには、特に注意を払いましょう。赤ちゃんの手の届きそうな範囲に危ないものを置かない、机の角などを保護するなど、部屋の中を見渡して、今一度事故防止対策をきちんとしておくことが大切です。

感染症やアレルギーに注意

生後6か月くらいまでは、ママからの免疫により風邪をひくことは少ないでしょう。しかし、生後8か月になると、免疫が切れてくる時期になるため、感染症などにより注意が必要です。生後8か月の赤ちゃんは、基本家族からの感染が多くなるでしょう。感染症が流行しやすい冬の時期は、パパママもしっかり対策をしておくようにしてください。

また、離乳食を進める中で、食物アレルギーが判明することもあります。赤ちゃんの食物アレルギーの原因になるのは、卵や小麦粉、牛乳が多いようです。アレルギーを引き起こす可能性がある食べ物は、平日の小児科が開いている時間帯にするなど、慎重に進めるようにしておきましょう。

歯磨きを始める

乳歯がはえてきたら歯磨きを始めましょう。初めにはえる下の前歯は唾液により虫歯になりにくい場所です。はじめの歯磨きの目的は、虫歯予防というよりも歯磨きに慣れること。口に歯ブラシを入れることに抵抗のある赤ちゃんもいるので、徐々に歯磨きの感覚に慣れてもらいましょう。

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生後8か月頃によくある困ったことと対処法

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子どもの成長はうれしいもの。しかし育児に関する悩みや不安は成長とともに増えていきますよね。生後8か月頃に見られる困りごとはどのようなものがあるのでしょうか。

先輩ママが行っていた対処方法をご紹介します。

離乳食が進まない

生後8ヶ月で離乳食がまだ初期から進まない方いますか?
何度か離乳食の事相談に乗って貰っていたんですが、また悩み始めました。

もうすぐ9ヶ月になるのに全く離乳食が進みません。
本来なら手づかみの時期に入るはずなのに、いまだに10倍粥やペースト状のものしか受付けません。
最近になってやっとベビーダノンを1つ完食出来るようになったんです( ; ; )
焦らなくても大丈夫と思ってたんですが、さすがに焦ってきました。
ちなみにおっぱい大好きです。
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離乳食が思うように進まない…せっかく頑張って作った離乳食を食べてくれないと残念なうえ、不安にもなってしまいますよね。先輩ママはどのように乗り越えたのでしょうか。

うちの2人目の子は離乳食あまり量は食べなかったですが、粒の大きさや種類は気にせず進めて行きました。潰さずに形があるようになってからの方が食べました。今3歳ですがおかゆやおじやは今でも好きじゃ無いです。
焦らなくても大丈夫だと思いますが、思い切って10倍粥から進めてみてはどうですか?
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しっかりつぶさず粒が少し残ったおかゆの方が好きな子どももいるでしょう。10倍がゆを試してみるなどして、あまり気にせず進めるのもひとつの方法です。

まったく同じ状態です!
6か月の後半から初めて
今は二回食にしてますが
全然たべません!のどごしが悪いものは全てだめです!もちろんおかゆも😑

おかゆに こだわらずに、
毎日違うものを食べさせてました。すると、バナナだけは
なぜかパクパク食べるので
バナナに何でもかんでも混ぜて食べさせてます!バナナなどの果物は食べすぎると下痢になるみたいですが、今の所大丈夫です。

バナナとおかゆを混ぜて食べさせたり、バナナと他のものを
交互に食べさせたりしたら、まあまあたべるようになりました!
っと言っても同じ月齢の子たちよりもはるかに遅れてます😑

量も全然食べられないし、二回食にしてもしなくても同じじゃん!って腹たってきますが、めげずに、小さじ一杯でも食べてくれたらまあいいか。とゆとりをもってやっています😌

お互いがんばりましょう😢😢
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子どもの食べるものに混ぜてみるのもいいでしょう。少しでも食べてくれたらOK!と、気持ちに余裕をもって進めてけるといいですね。

ミルクを飲みすぎる?

うちの子は物凄く大食漢らしく、離乳食も、本の1.5倍位の量をあげているのですが、その後ミルクを240飲み干します。
5,6ヶ月の頃から、240では満足しなくて、泣き止まずミルクを追加して400とか500ペロリと飲んでました。
息子はいたって健康、というか、健康過ぎる程です。
乳児湿疹も無く、熱なども1回も出た事無く、多少大きめですが、成長曲線内の普通体型です。
私も夫も大食漢なので、似たのかなぁ、と思っていますf^_^;)
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ミルクを飲みすぎる、というお悩みも少なくないようです。

うちの息子の時は、7ヶ月の頃には240飲んでましたよ。
離乳食の時はやっぱり180~200は飲んでました。
飲みすぎではないと思いますよ。
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食欲旺盛なのはいいことですが、目安量よりもたくさんミルクを飲むとなると心配するパパママもいるかもしれませんが、健康で成長曲線内なら特に心配しなくてもよさそうです。

後追いやたそがれ泣き、夜泣きがつらい

※長文の吐き出し、失礼します※

生後8ヶ月になったあたりから
育児が辛くてしんどいです。

後追い、黄昏泣き、夜泣き…

昼間はズリバイであちこち行くのを追っかけ、
動きたい盛りで、手足の力も強くなり、オムツ替えも着替えも一苦労

そのくせ後追いがひどく、私がいなくなればギャン泣き、
風呂もトイレもゆっくりできない、
家事もまともに出来ない

添い寝かラッコ抱きでないと寝ず、
寝たと思って離れたら気づいて起き、
泣きながらズリバイで探し始めて覚醒、一から寝かしつけ…
寝相も悪くなり、コロコロしながら夜泣きするのでトントンでは落ち着かないし、抱っこしても反り返るし…

6、7ヶ月の頃はまだ楽でした。
なにより、夜寝かしつけたら1人で寝てくれたので、
自分の時間が持て、お風呂入り直したり、離乳食ストック作ったり、一息ついたり出来たのに、今は全く出来ない。
これが1番しんどい部分です。

昨日も夜寝かしつけて、片付けしようと離れたら
やっぱり気づいて泣き始め、
私も爆発してしまい、寝てる部屋のドアを閉め、置き去りにしてしまいました。
ズリバイでドアのところまで来て泣いているので
抱き上げて慰めました。
懺悔の気持ちと後悔の念と母親失格な行動での罪悪感、
でも辛い、イライラ、しんどい、倦怠感、複雑な気持ちでポロポロ泣いてしまいました。

旦那は不在がちです。家にいて代わってくれる時もありますが、私でないと泣き止まなかったりします。
実家は頼れません。
支援センターとかは行ってますが、
そこで自分の時間が出来るわけではないので、
最近はあまり気分転換にはなりません…

今も添い寝しながら、吐き出してます。

生後8ヶ月ってこんなものですか?
また楽になる時が来ますでしょうか…❓

母親失格ですね、ごめんなさい。
吐き出させていただき、ありがとうございました。
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後追いにたそがれ泣き、夜泣きは、それにつき合うパパママのメンタルを奪っていきますよね。ワンオペ育児だと、余計につらくなってしまうこともあるでしょう。

私も最近子育て辛いです。かわいーはずの娘が可愛くなくてイライラしたり、何もする気が起こらなかったりです。9ヶ月なのにまだズリバイしないし、寝返りも気が向いた時だけで周りと比べて明らかに身体能力遅れてるなと思うと焦ったり。
泣かれると更に辛いですよね😭

一時保育で預けてみるとかどうですか?
母親でも1人の時間も必要です。1日数時間でもみてもらえるので利用してみるのもアリですよ♥️
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ママがイライラしてしまうと、悪循環に陥ってしまうこともあるかもしれません。無理にでもひとりの時間を作って、子どもと離れる時間を作りましょう。数時間でも気持ちが落ち着くのではないでしょうか。

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赤ちゃんは8か月ごろになるとおすわりやはいはいができるようになるなど、目覚ましい発育を見せてくれます。パパママにとってうれしいことでしょうが、その反面、行動が広がり大変さもアップ…。

8か月ごろの赤ちゃんの育児では身体の変化はもちろん、行動の変化に注意してあげることが大切です。事故にあわないよう対策をするほか、感染症やアレルギーにも注意してくださいね。

もう少し発育すれば、言葉を話し始める赤ちゃんも出てくるでしょう。次々とできることが増えていくこの時期。赤ちゃんとのコミュニケーションをとりながら、大切に見守ってあげてくださいね。

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