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離乳食で使う里芋の下ごしらえ法は?調理のコツやアレルギーの不安を解説

ジャガイモやサツマイモは、離乳食初期から食べられる食材としてよく知られていますよね。それでは、「里芋」はいつから食べられるのでしょうか?実は離乳食初期後半・中期から便利に使える食材だと言われています。今回は、里芋を離乳食の食材として使い始められる時期の他、下ごしらえや冷凍保存のコツ、レンジ加熱の方法などを紹介します。里芋は人によって少しかゆみが感じられる食材でもありますが、アレルギーの不安についても解説していますので、参考としてご活用ください。

©ママリ

離乳食で里芋をいつから食べていい?アレルギーは大丈夫?

里芋はジャガイモやサツマイモと同じく、少量であれば離乳食初期後半から食べさせられる食材の一つです。ただし、里芋にはのどや口にピリピリとした感覚や痛み、かゆみを引き起こす成分が含まれているので、体質や体調により不快さを感じる子どももいるかもしれません。

ただし、里芋を食べたときの違和感は食物アレルギーではなく、「シュウ酸カルシウム」という成分の影響で、言わば「野菜のアク」による影響か、もしくは「ヒスタミン」などの成分によるかゆみや湿疹だと考えられます。

Q:ほうれん草・なす・そば・たけのこ・里芋・その他脂肪に
  富む食品、新鮮でない魚介類を食べたあとでからだがかゆく
  なったり、じん麻疹が出たことがありますが、アレルギーな
  のでしょうか?
A:これらの物質は食べ物そのものがかゆみを起こしやすい物質
 (ヒスタミンやアセチルコリンと呼ばれる物質)を多量に持っ
  ているため、アレルギーの反応を介さずにかゆみやじん麻疹
  が起こることがあります。 ※1

このように、さといもは皮膚へのかゆみや食べたときの不快感などが出る可能性のある食べ物。離乳食で食べさせる場合には、注意が必要ですね。

出典元:
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月齢ごとに適した里芋の固さと粒の大きさ

里芋 PIXTA

里芋は離乳食初期後半から食べさせられる食材ですが、時期ごとに適した固さ・大きさで調理することが大切です。それでは月齢ごとに、どのくらいの固さ・大きさに調理すれば良いのか見ていきましょう。

離乳食中期

離乳食中期に食べさせる食材の固さは、豆腐くらいが目安とされています。舌で押しつぶせる固さが理想的なので、親指と薬指でつまんでみて簡単に押しつぶせる程度を目指してください。

粒の大きさは細かなみじん切り程度にします。ただ豆腐程度の柔らかさにした離乳食用里芋を切るのは難しいので、柔らかくゆでた後フォークで粗めに潰すと簡単ですよ。

最初に細かくしてから加熱する場合は、みじん切り程度にまでカットしましょう。

離乳食後期

離乳食後期になったら、バナナくらいの固さにした里芋を食べさせてください。歯茎で押しつぶせるくらいの固さにゆでるのが基本ですが、柔らかい食材と一緒に組み合わせるときは少し固めにゆで、食感に変化をつけるのもおすすめです。

ひと粒の大きさは5~8mmが目安です。離乳食中期のように柔らかくゆでた里芋をフォークでつぶしたり、5~8mm角に切ったりして使います。

離乳食完了期

離乳食完了期になって里芋を食べさせるときは、肉団子くらいの固さにゆでるのが目安となります。歯茎でかめるくらいの固さが理想的なので、里芋ならしっかりと煮込めば離乳食完了期の赤ちゃんでも食べられる柔らかさに。

ひと粒の大きさの目安は、1cm角と少し大きなサイズを食べられるようになるのが離乳食完了期。手づかみ食べをさせる場合は、正方形ではなく短めのスティック状にすると食べやすいですよ。

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里芋の下ごしらえや調理のポイントをチェック

離乳食 PIXTA

それでは、離乳食で里芋を安全に食べさせるための下ごしらえ法や、調理のポイントについて見ていきましょう。

離乳食に使う里芋の調理ポイント

離乳食に使う里芋を下ごしらえする際には、皮付きのままゆでるか電子レンジで加熱をし、指で皮を滑らせるように押すと簡単に皮がむけます。ゆでる場合はお湯が沸騰してから中火で10~20分、電子レンジ加熱なら500Wで5分ほど加熱してください。

加熱し終えたらザルに入れて、流水でよく洗いましょう。里芋の皮をきれいにむいて、離乳食で食べやすいサイズに切ったり、すりつぶしたりすれば下ごしらえは完了です。

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離乳食に使う里芋の冷凍保存方法

離乳食に使う里芋は、生のままでも、加熱をした後でも冷凍保存ができます。それぞれを冷凍保存するときのポイントは次のとおりです。

  • 生のまま冷凍保存:皮をむいてから密閉できる容器や袋に入れ、空気を抜いて冷凍する
  • 加熱して冷凍保存:お湯かレンジで加熱して皮をむいたら、キッチンペーパーで水気を切って密閉できる容器や袋に入れ、空気を抜いて保存する

いずれの場合も、離乳食に使う場合は電子レンジで解凍するか、そのままスープやお湯の中に入れてゆでるだけで食べられるようになります。加熱してから冷凍保存する場合は、離乳食用に細かく切ったり、すりつぶしたりした状態のまま冷凍することもできるので、離乳食時短のためにぜひ試してみてくださいね。

出典元:

里芋をふくむ離乳食についての記事をもっと読みたい方は、下記よりごらんください。

離乳食の記事をもっと読みたい方はこちらから

先輩ママも実践する里芋の離乳食レシピ

離乳食 PIXTA

離乳食初期・中期・後期・完了期と全般に渡り使える里芋。しかし、食材として使える期間が長いと、その分、離乳食としておいしく食べられるレシピをたくさん考えなければいけませんよね。

そこでここからは、どのように里芋を離乳食に取り入れていけばいいのか、先輩ママたちが実践していたアイデアレシピをご紹介していきます。

野菜具だくさんのみそ汁

里芋の離乳食レシピと考えると難しいかもしれませんが、みそ汁の具材として考えると気軽に使えますよね。みそ汁の中に入れれば、冷蔵庫の中にある食べられる野菜を全部入れることができるので、離乳食づくりが一気に楽になります。

毎日味噌汁を作る事にしました。
その中に家にある野菜を
これでもかとぶっ込みます

大根人参玉葱じゃがいもほうれん草
白菜小松菜里芋かぶ豆腐白身魚等
その日にある物全部入れてます
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みそが使えるのは離乳食中期から。ただ、みそ汁以外にだしを使ったスープなどに入れてもおいしく食べられるでしょう。汁物なら野菜も里芋も少しずつ入れられて、たくさん食材を食べさせたいと思っているママパパにピッタリです。

里芋のお好み焼き

里芋はお好み焼きに入れると、手づかみできる離乳食として食べさせることができますよ。

小麦粉長芋(or里芋)キャベツ人参しらす青のり混ぜて焼いたお好み焼きもどきを一口カットしてあげたり
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お好み焼きもみそ汁と同じように、いろいろな食材を少しずつ入れられるので、栄養豊富なところが魅力ですよね。シラスや他の野菜と一緒に里芋を混ぜ込んで焼けば、糖質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルがバランスよく摂れる離乳食になりそうです。

白身魚の里芋がけ

白身魚は離乳食初期・中期から食べられる貴重なたんぱく質源ですが、ポソポソとした食感で、あまり食べてくれない赤ちゃんもいるようです。しかし粘り気のある里芋と組み合わせるとのど通りが良くなり、食べてくれる場合も。

里芋はもう食べられますか?
うちも肉や魚のボソボソが苦手ですが、野菜を初期みたいにドロドロにしたものと里芋と一緒だと完食できます😊
里芋の粘り気がボソボソ感を減らしてくれるみたいです✨色々試しましたが、うちの子はこれが1番でした
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白身魚やササミなど、脂肪分の少ないたんぱく質源は喉どおりが悪くなりがちですよね。片栗粉でとろみをつけても良いですが、里芋でとろみをつけてあげれば里芋の栄養も一緒に摂取できて一石二鳥です。

里芋と豆腐のおやき

離乳食の手づかみ食べで大活躍する定番レシピがおやきです。粘り気のある里芋は、おやきの材料としても優秀ですよ。

豆腐とともに他の野菜やお肉と組み合わせれば、幅広い栄養を摂取できるうえに、自分で食べる練習もできるようになりますね。

うちも手づかみさせようと思って豆腐と里芋のおやき作ったら見事に潰され笑
(中略)
バナナは掴んで潰さないでもぐもぐ食べるのでバナナくらいの固さがいいのかな?って思いました!
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あまりに柔らかすぎるとつぶされてしまうこともあるでしょうが…バナナくらいの適度な固さを目指して作ってみてください。作り方に慣れてしまえば、さまざまな食材を簡単に調理できるレシピとして活躍してくれるはずです。

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離乳食 amana images

離乳食初期後半・中期から使える食材である里芋。生の里芋を調理しようとすると、手がかゆくなるなど大変な思いをすることもあるでしょう。

皮がむいてある状態の冷凍里芋など、使えるものはうまく使って離乳食をすすめていきたいですね。みそ汁やお好み焼きに入れてもおいしく食べられるので、ぜひ離乳食での里芋調理に挑戦してみてくださいね。

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