食塩摂取の7割は調味料類からであり、調味料の使い方には注意が必要です。主な調味料に含まれる大さじ1あたりの食塩相当量は以下の通りです。
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食塩だけでなく、身近なしょうゆやみそにも塩分が多く含まれていることがわかります。これらの調味料の過剰摂取に気を付けましょう。それぞれの調味料の特徴を知り使い分けることが大切です。
塩分量を気にしすぎて、塩分を極端に控えると、おいしくなくなり食欲がわかなくなったり、食事の時間が楽しめなくなったりすることがあります。そうならないために、塩分が含まれていない酢やスパイス、天然だしのうまみを上手に利用して料理のおいしさを引き出しましょう。
調味料の使い過ぎを防ぐためにも、目分量ではなくきちんと計量して、調味料をどれくらい使っているのかを把握する習慣をつけましょう。ソースやドレッシングは料理に直接かけるのではなく、小皿に入れてつけながら食べることによって摂取量を減らすこともできます。
- 厚生労働省「調味料の上手な使い方」(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-016.html,2021年1月16日最終閲覧)
加工食品の塩分量
手軽に利用できる加工食品は便利ですが、塩分量が心配です。下記は調味料以外で食塩を多くとっている加工食品のランキングです。1日あたりの食塩摂取量を表しています。
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加工食品にいかに多くの食塩が含まれているかがわかります。大人と同じ量を食べる場合、子どもの塩分摂取量に気を付けなければいけません。
塩さばや塩ざけは焼くだけで魚のたんぱく質を摂取できるので手軽な食品で重宝しますが、塩分量が多いです。子どもに取り分ける際は食べる量に気を付けてご飯と混ぜたり、他のおかずは塩分を控えたりなどの工夫をしましょう。
意外にパンにも塩分が含まれています。忙しい朝でもすぐに食卓に並べることができ、外出先でも手軽に食べられ、筆者の子どもも大好きです。食べ過ぎに気を付け、塩分が多少なりとも含まれていることを知っておきましょう。
- 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「日本人はどんな食品から食塩をとっているか?」(https://www.nibiohn.go.jp/eiken/chosa/pdf/info20171113.pdf,2021年1月16日最終閲覧)
外食の塩分量
家族でお出かけし外食をする際、子ども用のメニューを頼むことや、大人用の食事を取り分けることがあると思います。外食のメニューは家庭の料理よりも味が濃く、塩分量が高いので子どもと一緒に利用する場合はより注意が必要です。
お子様ランチは、ハンバーグにはケチャップやソース、チキンライスやたきこみご飯、白いごはんにはふりかけ、塩のついたポテトがついていることも。ケチャップやふりかけは後からかけるタイプであれば、全部はかけずに年齢によって親が調節してあげると良いでしょう。
子どもにも取り分けやすいうどんやラーメンなどの麺類は汁に塩分が多く含まれているので、汁は飲ませず残すようにしましょう。
子どもは大人が食べているものを欲しがることがあると思います。大人と同じメニューをたくさんあげることは危険であると認識しておきましょう。
外食店の中にはメニューに栄養成分を表示しているお店があるので、子どもに取り分ける場合は食塩量を見ながら塩分の少ないメニューを選ぶようにしましょう。
- 厚生労働省「外食の選び方」(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-005.html,2021年1月16日最終閲覧)
乳幼児の食事の塩分を減らすコツ
それでは1歳ごろの子どもの食事で、塩分量を減らすためのコツについて見ていきましょう。










