ランドセルの購入時期はいつから?
まずは、一般的なランドセルの販売時期といつごろ購入するのがよいのかの目安をご紹介します。
ランドセルのカタログ請求はお早めに
ランドセルはデパートや百貨店などで現物を見て選ぶこともできますが、店舗で発売される前にカタログや展示会などで発表されます。そのとき、人気の商品は早々に売り切れてしまいます。
最新モデルのランドセルが発表されるのは、2月から3月ごろ。つまり、入学する4月の1年以上前から購入に向けて動き出しているということです。
最新の人気商品を狙っているのなら、前の年の2月ごろからカタログ請求、展示会の日程確認などを始める必要があるでしょう。
小学校入学の1年前から予約可能
カタログに掲載されている商品は、入学の1年前となる年長さんの4月ごろから予約販売が始まります。
この時点ではまだランドセルは作られておらず、予約を受け付けている状況。しかし上限が決まっているものはすぐに売り切れになってしまうので、人気商品を購入する場合は1年前から購入したいメーカーのサイトをチェックする必要があります。
工房系のランドセルの場合は、年長さんの4月~5月ごろには予約を開始しているところも。
ランドセル購入のピーク時期はいつごろ?
小学校に入学する1年前から予約可能なランドセルですが、先輩ママたちはどの時期に購入しているのでしょうか?日本鞄協会日本ランドセル工業のアンケート調査によると、ランドセル購入時期のトップ5は次のような結果となりました。
- 1位:8月(14.4%)
- 2位:6月(14.3%)
- 3位:5月(13.4%)
- 4位:7月(12.6%)
- 5位:9月(9.1%)
この結果を見ると、ランドセル購入のピークは「5~8月」だとわかりますね。5~8月の4か月間がほぼ横並びですので、「夏までに購入する」と計画を立てておけば買い遅れることはないでしょう。
- 日本鞄協会 ランドセル工業会「ランドセル購入に関する調査 2021年」(https://www.randoseru.gr.jp/graph/,2022年5月19日最終閲覧)
希望によって考慮したいランドセルの購入時期
希望に合ったランドセルを選ぶには時期選びもポイント。それぞれの希望に合ったタイミングで購入しましょう。
人気ブランドのランドセルは1年前から予約
ランドセルの新作は3月ごろから発表されるようになるので、お目当ての商品がある場合は、すぐにカタログを取り寄せて予約購入することをおすすめします。
筆者の子どもたちが就学する際に購入したのは工房系のランドセル。年長さんの5月ごろに店舗へ行き、その場で予約をしました。
筆者の知り合いも工房系ランドセルでしたが、予約はネットのみでした(5月ごろ開始)。とても人気のあるお店のものだったので、ネットでの予約が始まる時間にサイトへすぐつながるよう準備をしていたそうです。
希望のカラーやメーカーがあるなら夏ごろに決める
ランドセルを販売しているメーカーやブランドは非常に多く、おしゃれなものや高級なものなどさまざまです。デザインやカラーも豊富ですが、人気のある商品は夏ごろには売り切れてしまうことも。
予約するほどではなくても、希望のカラーやメーカーがある場合やゆずれないこだわりがあるのなら、遅くても秋前には購入する商品を決めておいたほうがよいでしょう。
こだわりがなく値段を抑えたいなら入学直前も
特にブランドやデザインにこだわりがないのなら、ランドセルが値引きになる年明けなど入学直前に購入するのも、選択肢のひとつとして考えてみてください。
赤や黒などベースカラーのランドセルは、該当年度のものが入学ギリギリまで取り扱いをされている場合も多く、筆者の知人は3月に40%オフでランドセルを買ったと聞きました。
入学準備はランドセル以外にも準備するものが多いので、こだわりがない場合は節約するのも賢いですね。
ランドセル購入までの流れとスケジュール例
ランドセルの購入は入学の1年前から始まりますので、年間の流れとスケジュールを把握して計画的に検討してください。
2月~3月:カタログ取り寄せ
まず、小学校入学の前年、年中さんの2月~3月には各メーカーやブランドから新商品の載ったカタログの取り寄せができるようになります。
その年の新商品が発表されるのも同じころなので、どんなランドセルにするか検討し始めるタイミングでもあります。
4月~5月:予約販売開始
4月~5月ごろから予約販売開始になりますので、カタログが届いたらどのランドセルにするか絞り込んでいきます。ゴールデンウィークを利用して展示会に足を運ぶなど、具体的にどのランドセルを購入するか検討する時期です。
6月~8月:店頭での販売開始
デパートなどでもランドセルの販売が始まるので、実物を手に取って購入できるようになります。人気のある商品は、予約販売の時点で早めに売り切れてしまうので、「どうしてもこれがよい」という商品がある場合は早めに決めることをおすすめします。
9月~1月:売り切れ商品が増えてくる
店頭に並んでいるランドセルの在庫も少なくなると、希望のメーカーやカラーが選べなくなるので、遅くてもこのころには購入しておきたいところ。年末年始の帰省時に、おじいちゃんおばあちゃんに買ってもらう家庭も増えてきます。
2月~3月:売れ残り商品を狙うチャンス
入学の直前に購入する場合でも、まったく商品がないというわけではなく、逆に売れ残ったランドセルを割安で購入するチャンスでもあります。
ただ、やはり人気商品は品薄となっているので、ランドセルにあまりこだわりのない家庭や、なるべく安く抑えたい方以外は、早めに購入しておいたほうが安心です。
ランドセルの購入準備に乗り遅れた場合の対処法
ランドセルの購入準備に乗り遅れたという場合でも大丈夫。入学ギリギリのタイミングでも買える商品もあるので、焦る必要はありませんよ。
忙しい人にはネット通販がおすすめ
ランドセルは、デパートなどで現物を見て買う人も多いかと思いますが、最近では楽天市場やアマゾンなどの通販サイトでも手軽に購入できます。
入学式直前の2~3月でも、家にいながらにして豊富なラインアップから選ぶことができるので、納得のいくものを選んでください。
次の年から使えるものを選ぶ
準備が遅くなって、どうしてもほしい商品が買えなかった場合、次の年から使えるものを今から探しておくとゆとりを持って準備にいどめます。
本来は6年間使い続けられるものですが、1年目はお手ごろなものを購入しておき、次の年から使えるよう人気の商品を今から探し始めることができるのです。
人気のランドセルメーカー5選
「ランドセルはいつから買えるのか」「いつ買うのがベストなのか」と悩んでいるパパママに向けて解説してきましたが、「どのランドセルを買うか?」も問題ですよね。
そこでここからは、人気のランドセルメーカーを紹介していきます。
鞄工房山本
すべてのランドセルを奈良県の工房にて手づくりしている「鞄工房山本」。素材の良質さ・丈夫さ・美しさを追求して一つ一つ手づくりされた本革ランドセルには、6年間の無償修理保証もついてくるので安心感もあります。
あまりの人気に、過去には販売開始から数分足らずで完売したこともあったそうです。2022年4月14日に確認したところ、土日祝日の直営店来店には予約が必要とのことで人気ぶりがうかがえます。2022年度は1月7日(金)から販売開始となりました。
- 鞄工房山本「鞄工房山本が大事にしていること」(https://www.kabankobo.com/understand/,2022年5月19日最終閲覧)
セイバン
人工皮革を使うランドセルメーカーとして知名度が高く、2020年度の調査では全国で最も多く利用されていたのがセイバンのランドセルだったそうです。
創業100年を超えるメーカーだけあり高い信頼感を寄せられるセイバン。2022年度の販売開始は2月17日(木)でした。生産数が多いので完売となる可能性は低いものの、2022年9月1日(木)までに購入すると10%の早期割引が適用されるので早めがお得ですよ。
- SEIBAN「小学生に選ばれて NO.1|ランドセル【天使のはね】セイバン」(https://www.seiban.co.jp/lp/no1/,2022年5月19日最終閲覧)
- PRTIMES「天使のはねランドセル 2023年度ご入学モデル 2月17日(木)より販売開始」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000010024.html,2022年5月19日最終閲覧)
池田屋
静岡県の工房で丁寧にランドセルを作る池田屋。牛革と人工皮革の両方を用いて、軽さ・丈夫さ・防水性を高めた「ハイブリッド構造ランドセル」は他のメーカーではあまり見られません。
2022年度の販売開始は2月1日(火)からとなりましたが、年間を通して製造しているためすべてのモデルが売り切れることはほぼないでしょう。
2022年4月14日に確認したところ、4月11日時点で82.8%のランドセルが残っているとのことです。
- 池田屋「【2023年度モデル】現在の販売状況について」(https://www.pikachan.com/info/164,2022年5月19日最終閲覧)
盛田
盛田は小さな子どもの体にも、負担の少ないランドセルを製造しているメーカーです。
重さから負担のかかりやすい背あてには高性能低反発フォームを使用し、ソフト牛革で包み込むことにより蒸れや不快感を和らげます。さらにシリコンゲルにて肩ベルトからの衝撃を吸収する徹底ぶり。
販売開始時期についての情報は見つかりませんでしたが、希望する方には3月中旬から無料カタログを送付しているとのことで他のメーカーより遅めだと思われます。
- 盛田「盛田のランドセル」(https://www.morita-co.jp/c/randoseru,2022年5月19日最終閲覧)
羽倉ランドセル
羽倉ランドセルはつい最近になり人気が急上昇してきたランドセルメーカーです。少し変わった完全オリジナルカラーの本革ランドセルがそろうのが特徴的。
カスタムやオーダーメードにも対応しており、21色のメインカラー・23色のサイドカラー・4色の背当てカラーを好きに組み合わせて注文できます。
2023年度入学で事前に注文していた場合、2022年3月中旬ごろのお届けとなるそうです。ちなみに事前注文は2022年1月13日(木)から2月28日(月)まで受け付けられていました。
夏休みのころには完売する可能性が高いので、早めに購入されることをおすすめします。
- 羽倉ランドセル「注文受付終了日を教えてほしい(2022年入学モデル)」(http://qa.hakura-randsel.jp/faq/show/50162?back=front/category:show&category_id=1297&page=1&sort=sort_access&sort_order=desc,2022年5月19日最終閲覧)
長く大事に使えるランドセルを選ぼう
ランドセルは長い期間使い続けるものですから、大事にしたいと思えるよう、子どもの希望も取り入れて、じっくり時間をかけて選んでみてください。