自閉傾向の指摘を受けたら、すぐ検査?様子を見る?先輩ママの行動5例
わが子について、自閉スペクトラム症の傾向があると指摘されたあと、先輩ママはどのような行動をとったのでしょう。ママリに寄せられた体験談を紹介します。
1. 発達相談と検査を予約した
専門機関による相談や検査を予約したという声です。専門家に自閉スペクトラム症について尋ねたり、育児のヒントを得たりでき、子どもの状況をより詳しく知るきっかけになるでしょう。
発達相談や検査は予約が混み合っていることが多く、相談したいときに空きがないケースもあります。現時点で相談や検査が必要か悩んでいても、少しでも不安があれば予約しておくのも一つの選択肢です。
2. 親子教室での療育を始めた
(中略)療育と言っても、息子のような典型的な自閉症の子ばかりでなく、ちょっと落ち着きがない、ちょっと言葉が遅いなど、少し発達がゆっくりめな子たちが参加してるので、抵抗なく通われてみて良いと思います。
1歳代から療育をスタートしたという声です。この方の場合は、自閉スペクトラム症の傾向がある子だけではなく、発達がゆっくりめの子も参加していたそう。診断がついていなくても通えるので、より早い段階で支援を受けられますね。
自治体によって親子教室の参加方法や対象者が違うため、子育て関係の窓口で確認してみるとよいでしょう。
3. 育てにくさについて相談を続け、診断を受けた
子どもが2歳代で自閉スペクトラム症と診断されたという声です。こだわりの強さなどの育てにくさが気になり、継続して専門家に相談していたといいます。
1歳6か月健診の検査項目では指摘がなくても、育てにくさなどの気になる点は相談してみましょう。結果として専門家への相談から診断につながることがあります。子どもの障害について知り、親の関わり方がより適切になれば、育児の悩みを少し和らげることにつながるかもしれません。
4.入園前に発達障害診断を受け、療育を始めた
(中略)
療育に通い、先生に指導をうけ、その成果が今の息子だと思うと、本当に良かったと思います。
(中略)
我が家の息子、就学前診断のテスト、面談で、普通級判定をうけ、普通級で勉強しています。あの時私が頑なに息子は違う!と思っていたら、こうはなっていなかったかもしれない、と思っています。
1歳6か月児健康診査で指摘され、子どもの幼稚園就園前まで様子を見た後に発達障害診断を受けたという声です。その結果、療育に通い始めたといいます。
こちらのママによると、年少時から療育に通い、就学相談では通常の学級に進学できるとの判定を受けたそう。ママは療育に通わせたことを「本当に良かった」と表現されていて、親子にとって療育がよい手助けになったことが感じられますね。
5. 様子を見たが、自閉スペクトラム症とは診断されていない
今は、診断がつくことが多いと言われる3歳を過ぎましたが、3歳児健診引っかかりませんでした!(中略)まだ落ち着きはないので何とも言えませんが、集団生活もできているようなので、就学児健診まで様子見かなと思ってます。
1歳7か月ごろには自閉スペクトラム症の特徴に当てはまる様子があったものの、成長とともに指摘されなくなったという声です。特徴が特に気になっていた時期から、療育に通ったといいます。
現在は、落ち着きのなさがあるものの、自閉スペクトラム症とは診断されておらず、集団生活にも影響がないそう。生活する上での問題が減ると、親としては少し安心できますね。
行動に悩んだら、身近な専門家に頼ってみて
自閉スペクトラム症の傾向があるわが子にとって、どんな行動が一番よいのか、簡単には結論が出ないこともあるでしょう。そんなときは無理に親だけで決めようとせず、身近な自治体の窓口などで相談しましょう。
専門家の意見を聞きつつ、親としても納得できる方法が見つかると良いですね。先輩ママの体験談は、ママリで相談したり検索したりすることもできます。先輩ママの体験も、ぜひ参考にしてみてください。