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監修:三木 崇弘

1歳6か月で発達の遅れを指摘された後、何をした?先輩ママの行動5例

1歳6か月児健康診査(以下、1歳6か月健診)で子どもの発達の遅れを指摘されたあと、次にどのような行動をすべきか悩みますよね。2歳まで様子を見る、発達障害があるか知るために検査を受けるなど、選択肢はいろいろあります。この記事では、1歳6か月健診で子どもの発達の遅れを指摘された経験のあるママたちの声を集めました。これからどんな行動をするか考えるヒントにしてくださいね。

PIXTA

わが子の発達の遅れを指摘されたら?先輩ママの行動例

1歳6か月児健康診査(以下1歳6か月健診)で、子どもの発達の遅れを指摘されたママは、その後どのような行動を起こしたのでしょうか。先輩ママの例を、あなたが次にすることを考える材料にしてください。

1. かかりつけ医に相談した

小児科医 PIXTA

うちの子も引っかかってます😅
健診時で指差しと言葉が出なくて💦

一応2歳で再検査予定で、毎月保健師さんが発育の様子を訪問で見に来てくれます😅
もともと訳ありっこで小児科の主治医にも相談しましたが、娘の場合は療育あったほうがいいかもとのことでした(´・ω・`)
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健診後にかかりつけ医に相談したというママの声です。いつも子どもの様子を見てくれている先生がいれば、信頼できるアドバイスが聞けそうです。

先生の意見によっては、療育などの支援を受けることを考えても良いかもしれません。

2. 発達支援を希望して通い始めた

わらべ歌 PIXTA

1歳半健診で応答の指差しができない、発語もなしのため発達相談をうけることになり、相談では様子見でと言われましたが、あまりな発語がないことが気になり、月1のクラスに通っています😀週1のクラスが満員でしたが、4月の新年度から空きがでるので4月からは週1でいきます。
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発達相談で様子見と言われても、ママが気になるときはその旨を伝えた上で、発達支援のクラスに通い始めたという方もいます。

発達支援のクラスは、発達障害の診断がない段階でも通えるものがあります。ただし定員があり、支援が必要な子が多い場合は重い子が優先になったり、満員になったりしてしまうことも。気になる方は自治体の担当者に確認してみてもよいでしょう。

3. 2歳まで様子を見て検査を受けた

わらべ歌 PIXTA

2歳になっても発語がなく2歳2ヶ月で発達検査しました。
小児科からの紹介で行きました。
診断は特につかなかったですが今月から言語訓練に通ってます!(中略)言語訓練は個別にしてもらえるし、言葉を引き出す方法なども教えてもらえるので早めに行動してよかったなと思います。
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健診後、2歳まで様子を見て発達検査を受けたママの声です。

検査の結果、発達障害の診断はつかなかったものの、言語訓練に通うことになり子育ての助けにもなっているそう。1歳6か月の段階では一度様子を見ることにして、2歳の段階で次の選択肢を検討するという考え方もありますね。

4. 後日保健師の訪問を受け、その後3歳で発達検査を受けた

保健師 訪問 PIXTA

後日訪問ありましたよ!(中略)訪問の時は大丈夫だねと判断され、それまで育てづらさもあり3歳すぎに発達検査を受け、結果的にうちはグレーです😅
(中略)月に数回療育に通っていますが、先生の話を聞いて行動できるため幼稚園に行っても問題ないし、むしろそっちメインでいかせてあげた方が良いと言われています。言葉がしっかり出てくるようになってから、なんとなくですが伝わるようになってきたと思います。
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健診の後日にある保健師の訪問では指摘がなく、その後3歳で改めて発達検査を受けたという声です。

1歳6か月の段階でははっきりとした診断が難しい場合があるため、定期的に様子を見つつ、少し成長した3歳ごろに発達検査を受ける方法もあります。幼稚園への入園を考えている方は、検査結果をもとに通園先を相談することもできそうです。

5. 様子を見ていて、遅れが気にならなくなった

3歳 後ろ姿 PIXTA

1歳半検診の時点で発語が少なく心配しました。
目も合わないような気もして、相談しましたが、今は様子見と言われずっとモヤモヤでした。
とりあえず我が子は自由な幼稚園に入り、特に何か指摘されることなく小学生になります。気難しいとは言われましたが😭
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1歳6か月の段階で発達に遅れがあるように感じても、様子を見るうちに気にならなくなり、そのまま就園、就学を迎えることもあるようです。

現在のところ困り感が強くなければ「心配になったら相談する」という心構えで、いったん子どもなりの成長を見守っていくのも一つの考え方ですね。

不安は早めに解消しながら、成長を見守ろう

専門 日本人 PIXTA

1歳6か月児健診で発達の遅れを指摘されると、気分が落ち込んだり不安になったりして、次の行動まで考えが及ばないこともあるでしょう。

一方、先輩ママの声を見てみると、不安なときこそ専門家の意見を聞くなどの一歩を踏み出すと、安心材料を得たり、次の対処法を知ったりできそうなことがわかります。まずは出向きやすい、あるいは連絡をしやすい相談先を頼ってみてもよいでしょう。

記事の監修

フリーランス児童精神科医

三木 崇弘

兵庫県姫路市出身。愛媛大学医学部卒、東京医科歯科大学大学院修了(医学博士)、早稲田大学ビジネススクール在学中。

愛媛県内の病院で初期研修・小児科後期研修を終え、国立成育医療研究センターこころの診療部で児童精神科医として6年間勤務。
愛媛時代は保護者との座談会や研修会などを行う。東京に転勤後は学校教員向けの研修などを通じて教育現場を覗く。
子どもの暮らしを医療以外の側面からも見つめる重要性を実感し、病院を退職。

2019年4月よりフリーランス。“問題のある子”に関わる各機関(クリニック、公立小中学校スクールカウンセラー、児童相談所、児童養護施設、児童自立支援施設、保健所など)での現場体験を重視し、医療・教育・福祉・行政の各分野で臨床活動をしている。
知的障害支援「あいプロジェクト」代表。

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