子供の靴の選び方で大切なこと
子供の靴はどのように選べばよいのか悩んでしまう人も多いと思います。
靴選びの前にまず知っておきたい情報を見てみましょう!
子供の足はすぐに成長する!
子供の足の成長スピードは早く特に3歳くらいまでは非常に早いスピードで発達します。 よちよち歩きはじめるころに11センチ程度だった足は3歳ごろまでに14センチまでに成長、さらに7歳ごろには22センチ程度まで大きくなるとされます。
足の成長には気づきにくいかもしれませんが、日頃から子供の足の成長を注意してみていてあげましょう。
子供の足は個人差が大きい
足の指や足幅の大きさ、土踏まずの形成などはその子によって様々です。同じ歳の子供でも、足の長さはもちろん、足の幅や足囲はその子供それぞれです。
しっかりと合う靴を見つけてあげるためにもきちんと計測する、できれば専門店で購入するなどの点に気をつけてください。
成長に合わせた靴の選び方をしよう!
成長期の子供の足は骨や筋肉等をつくる期間であるため、非常に「やわらかい」状態にあります。3歳くらいまでは特にそうした足の成長期でもあります。定期的に靴が足に合っているかどうか見てあげてください。
また逆に、すぐに成長するから、と大き過ぎる靴を選ぶことは子供の足にとってよいことではありません。 靴が足に合っていないと歩きにくさから行動範囲が狭くなるといった影響が出る可能性もあります。
子供の足の骨や筋肉は未成熟なためこの時期には特に靴選びを慎重にし、合わない靴を避けましょう。子供の健やかな足の成長を見守ってあげましょう。
子供の靴の正しい選び方のポイント
足の健康は全身に影響を及ぼします。すぐに成長する子供の足は、親が特に注意してあげることが重要です。子供の足に合った靴を選ぶための、靴選びのポイントをチェックしてみましょう。
①甲の高さ
子供の足に合わせて甲の高さが調節できるもの(マジックテープが簡単です)を選びましょう。
②つま先
子供は足の指で地面をつかむように歩くため、つま先は広く、厚みがあることが大切です!先端には反りがあるとつまずきにくいです。
靴の中で指を自由に動かせることが脚の健康な発達に繋がります。指を動かすことが不足すると足の指の腱だけでなく、ふくらはぎの筋肉が正しく発達せず、転びやすくなったりすぐ疲れたりする子になる可能性があるのです。
③かかと
子供のかかと部分をしっかり靴で支えることが重要です!かかと部分はしっかりとホールド感のあるもの、足が動かないようにささえてくれるものを選びましょう。
④靴底
歩くときに、足の指の付け根部分が曲がります。同じ位置で靴底が曲がるかどうかもチェックしてください。
サイズが大きすぎたり、靴底が厚かったり硬い素材であったりする場合には注意が必要です。実際に履かせて歩くと良いでしょう。
成長段階の靴選びにも注意が必要
成長段階によっても、注意するポイントは変わってきます。成長段階別に注意しておきたいポイントを見てきましょう!
よちよち歩きの時期
まだ土踏まずが形成されていない子供の足。正常な骨の発達、転倒しないためという点を重視して靴を選びましょう。
立ち姿勢で足にフィットするものを選んでください。やわらかく足になじむ素材など、素足の感覚に近くなるものを選ぶと良いでしょう。底が硬すぎないもので、靴底の前約3分の1程度の位置で曲がるものがよいですね。
サイズはかかとを合わせてみて、指先に7~10ミリ程度のゆとりがあり、親指が反り返る程度が適当です。
とことこ歩きの時期
1歳から2歳にかけては、よちよち歩きからもう少ししっかりしてきます。足の成長は子供によって異なり、走れるようになる子供もいます。
かかとがしっかりして安定しているもの、地面からの衝撃をやわらげるようなものを選びましょう。また通気性、吸湿性の良い素材を選ぶと履き心地が良いかもしれませんね。よちよち歩きと同じく7~10ミリつま先にゆとりがあるものが良いです。
走るようになったら
運動量が増える3歳以降は土踏まずが形成される次期でもあります。屈伸性、クッション性の良い靴を選びたくさん運動する子供の足を支えてあげましょう。
また活発になると同時に靴の傷みや汚れも頻繁になります。丈夫なものを選ぶことや靴が傷んでいないかこまめにチェックすることなどもポイントです。汚れやすくよく洗うようになるため、洗いやすさも重視したいですね。
大事な足の成長時期には子供に合ったサイズの靴を
ぐんぐん成長する子供の足。サイズや運動量に合った靴を選んであげることが健やかな成長につながります。数ヶ月に一回測定するのは面倒かもしれませんが、子供の成長記録として考えると必要ですよね。
足のサイズ計測も、できれば専門店などへ連れて行ってあげたいですね。できない場合はメーカーのホームページなどで足の計測スケールを印刷することができますので、そうしたものを活用しましょう。