生後5ヶ月の赤ちゃんはどうやって成長するの?
生後5ヶ月になった赤ちゃんは生まれた時と比べると大きく成長したのはもちろん、更にいろいろなことができるようになっていきます!目が離せませんね。
身長・体重の平均値目安
- 男の子…身長:61.9cm~70.4cm 体重:6.1kg~9.2kg
- 女の子…身長:60.1cm~68.7cm 体重:5.7kg~8.7kg
母子手帳にもある発育曲線を見てみると、新生児の時より、徐々に体重の増加がゆっくりになってゆきます。大人が一気に体重が増えないのと一緒で赤ちゃんも生後5ヶ月から徐々にペースダウンします。
「体重が増えていない!」と焦ることはありません。それでも気になる場合はお医者様に相談してみましょう。
- 厚生労働省「乳幼児身体発育調査:調査の結果」結果の概要(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/73-22-01.pdf,2021年5月28日最終閲覧)
生後5ヶ月の赤ちゃんの特徴
5ヶ月に入り早い赤ちゃんは寝がえりをするようになります。個人差があるので寝返りをするのが遅くても、上手にできなくてもあまり神経質にならないようにしましょう。
赤ちゃんのご機嫌がよい時には、うつ伏せの状態にして寝返りの練習をしてみてもいいかもしれません。でも、うつ伏せを嫌がって泣く場合は無理強いはせず様子を見ながら行うようにします。動く範囲が広がると赤ちゃんにとっても良い刺激を得ることができるので少し薄着にさせて寝返りしやすくする手助けをしてあげるのもよいでしょう。
生活リズム
引き続き、昼間起きている時間が長くなり、しだいに夜は眠るようになります。離乳食を食べ始めた赤ちゃんは1日の生活に新しくごはんの時間が加わります。リズムがつきやすいように、なるべく同じ時間帯で離乳食をあげるようにしましょう。
いままでは時間を気にせず過ごしてきたママも、そろそろしっかり意識して早寝早起きのリズムを作っていけると赤ちゃんのためはもちろん、ママも少し楽になりますよ。
母乳の回数が定まってくる
いままではいつまでもダラダラ飲みをしてしまっていたりした赤ちゃんが、生後5ヶ月になり一度にたくさん飲めるようになったり、遊びに夢中になってくることで母乳の回数は減ってくるようになるかと思います。
大体ミルク(母乳)は1日で5回くらいに決まってきます。もちろん個人差がありますから特に母乳の方はあまり回数にこだわらなくても大丈夫です。
離乳食を始めてもよい時期です
離乳食開始の目安としては、以下のようなことが挙げられます。
- 首のすわりがしっかりして寝返りができる
- 5秒以上座れる
- スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなっている(哺乳反射が弱まっている)
- 食べ物に興味を示す
時期はおおよそ生後5~6ヶ月ごろと言われていますが、発育及び発達には個人差があります。月齢はあくまで目安と考え、赤ちゃんの様子から食べたいサインが出ているかどうかよく観察して見極めましょう。
まずはトロトロで飲み込みやすい10倍粥から。最初は上手く食べられなかったり、残してしまったりしてもママは気にしすぎないようにしましょう。いろいろな赤ちゃんがいて、よく食べる子もいれば、なかなか食べない子もいます。
離乳食を始めたら、まずは「食事は楽しいこと」というのを伝えるのが一番大事です。楽しい雰囲気で離乳食を始めたいですね。
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf,2021年5月28日最終閲覧)
好奇心でいっぱいです
周りにある物や人間への好奇心と探求心が、ますます増えてきます。これは、成長と共に物を識別するという力がついているからです。
私の場合も、子供を抱っこすると、長い髪の毛をグイッと引っ張っていました。パパの鼻や口にも手を伸ばしたりと、いろいろなものへの好奇心でいっぱいです。抱いている間も、気になるものがあると手を伸ばしたり、身を乗り出したりしはじめました。
世界がどんどん広がっていっている証拠。とても嬉しくなりますね。
情緒面がより発達してきます
嫌なことや、かまってほしい時など大きな声を出してママや周りの人の気を引くようになります。喃語も、これまで以上にたくさん発します。
また、ママが「お母さん」であることがはっきり分かってきます。抱っこされても、あやされても、他の人とは確実に違う反応をするのです。ママにとってとても嬉しいことですよね♪
ママが怒った顔をすると泣きそうになったり、嫌なことがあるとそっくりかえったりすることも。赤ちゃんは、いろいろなことがわかってきています。その分、優しい言葉や笑顔で触れ合いたい時期です。
- 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」(https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf,2021年5月28日最終閲覧)
生後5ヶ月において注意しておきたいこと
生後5ヶ月になって寝返りなどができるようになってきた赤ちゃんは注意しておきたいことがたくさん!特に寝ているときの事故には注意したいですね。
意識してリズムを整えていこう!
朝は8時までには起床してカーテンを開け日差しを存分に部屋に取り入れましょう。天気のいい日はお散歩に行って公園で遊んでいる子供たちを眺めてみたり、おうちで一緒に遊んであげたり、「明るいときは動く時間」という認識を植え付けましょう。
就寝タイムには大人たちもテレビを消してあげたり部屋を暗くしたりして赤ちゃんが寝やすい環境を整えてあげるようにしましょう。
ねんねのリズムが整わない?
寝ぐずりに困ってしまうママもいるのでは?眠そうにしてるのに泣いていてなかなか寝ない。そのせいで寝る時間も整わなくて朝起きる時間も遅くなっての悪循環。
そんな時は無理して布団に横にならせて寝かせつけようとしなくても大丈夫です。抱っこして子守唄を歌ってあげたりして、安心させてあげましょう。
どうしても泣き止まないときはいったん部屋の電気を付けて寝ぼけまなこのわが子を覚醒させてしまうのも一つの手です。そうして落ち着かせてからまたねんねの儀式に入りましょう。
他にもかわいいわが子のためについつい暖房を付け過ぎなどで、かえって赤ちゃんが寝づらい環境を作り出してしまう事もあるので、環境にも注意してあげてみましょう。
うつぶせ寝に注意!
生後5ヶ月の赤ちゃんは寝返り出来ることもありますが、うつぶせからあおむけに戻れない赤ちゃんもいます。寝る時などは布団に顔が埋もれ息が出来ないというような事に気を付けましょう。
うつぶせ寝になっていたら戻してあげるかきちんと首が横に向いて呼吸ができているか確認してあげてください。
夜泣きが始まることも
生後5ヶ月は、情緒面がより発達したりなど赤ちゃんの脳が目覚ましく発達する時期です。また、寝返りができる赤ちゃんは、世界が広がって昼間に様々な刺激を受けています。
夜泣きのはっきりした原因は分かっていないのが現状ですが、これらの成長により、夜眠っているときに夢を見たり脳が興奮したりして夜泣きをするのではないかと考えられています。
そのため、生後5ヶ月ごろに夜泣きを始める赤ちゃんが多いようです。
なんでも口に入れる傾向があります!
生後5ヶ月の赤ちゃんは興味のあるものには何でも手を伸ばし軽い物なら目の前に持っていったり口に入れてなめたりするので、手の届くところに危ない物を置かないようにしましょう。
歯がはえてきたら、清潔なガーゼなどでぬぐって口の中を清潔にしましょう。
夜泣きや離乳食など、のんびりした気持ちで対応しましょう♪
生後5ヶ月は、夜泣きが始まったり、離乳食を開始したりママの毎日の子育ての中にも新しいことが加わります。夜泣きはママも寝不足になってしまいますし、離乳食も慣れない10倍粥を作るのも大変ですよね。ついイライラしてしまうことも、きっとあると思います。
ですが、この時期は赤ちゃんもいろいろなことが分かってきます。ママと他人の区別がついて、ママは特別な人です。怒っている顔や雰囲気も赤ちゃんは分かります。
夜泣きや離乳食も、できるだけのんびりゆったりした気持ちで進めていきたいですね。
生後5か月の赤ちゃん育児についてもっと知りたい方は、以下からごらんになれます。