離乳食のとりささみはいつから食べて良いの?
離乳食のお肉は、お豆腐、白身魚の離乳食を終えた後の、生後7~8か月の離乳食中期ごろから始めます。
とりささみとは、とりの胸肉の裏側のお肉です。脂肪分が少なく、タンパク質が豊富なので、赤ちゃんの離乳食としてもおすすめです!
鶏肉は消化吸収も良いので、初めてのお肉の離乳食にとりささみを上手に使ってみましょう!
離乳食のとりささみの下ごしらえと冷凍保存方法
調理していないとりささみは、筋をとって生のままラップでつつみ、空気に触れないように冷凍します。冷凍したままのとりささみを大根おろし器などですって加熱すると、そぼろなどにぴったりです。
冷凍する前に細かくしておきたい場合は、筋をとってから茹でで火を通し、月齢に合わせた大きさに切っておきます。こちらも、なるべく空気に触れないような袋に入れて冷凍保存しましょう。
どちらも、解凍の際にパサつくことがあると思うので、解凍するときはだし汁などの水分を少量入れてあげると良いでしょう。
- 高知市「離乳食教室レシピ・鶏ささみを使ったメニュー」(https://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/148/boshi-rinyuusyoku8-9.html,2020年8月27日最終閲覧)
- 旭化成ホームプロダクツ「鶏ささ身」(https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/preservation/baby/food12.html,2020年8月27日最終閲覧)
月齢別与えるとりささみの適切な量と固さ
とりささみは離乳食の中期から与えることができる食材です。月齢別で与えられるとりささみの量と適切な固さを確認しておきましょう。
- 生後5か月から6か月の離乳食初期は、とりささみを与えないようにしてください。
- 生後7か月から8か月の中期は、 10~15gを目安に、固さは豆腐ぐらいの柔らかさが適当です。
- 生後9~11か月の後期は、15gを目安に、固さはバナナぐらいの柔らかさにしましょう。
- 生後1歳から1歳6か月ごろの完了期には、15~20gを目安に、固さは肉団子ぐらいの柔らかさで与えてください。
離乳食のとりささみは食中毒・アレルギーに注意
離乳食でとりささみを調理して食べさせる際は、 食中毒とアレルギーの二つに十分注意する必要があります。
食中毒に気をつける必要がある理由は、とりささみにカンピロバクター菌が潜んでいる恐れがあるからです。対策としては、完全に細菌をなくすために75度以上で加熱して中まで火をよく通してください。
また、鶏肉は、消費者庁が定めるアレルギーに留意する必要のある特定原材料等の28品目に選ばれています。最初は反応がないか確かめるため、細かくきって、少量から食べさせることが重要です。
仮に、 赤ちゃんの様子に異常が見られた時はすぐに使用を止めて、医療機関にかかれるように体制を万全にしておきましょう。そのため、アレルギーを起こす危険のある食材を初めて食べる際は、 医療機関の診察時間である平日の午前中が望ましいです。
- 社会医療法人敬愛会ちばなクリニック「小児アレルギーコラム “離乳食はどう進めたらいいの?”」(https://chibana.nakagami.or.jp/column/k_syouni/column-17568/,2024年2月20日最終閲覧)
先輩ママおすすめのささみ缶調理法
鶏肉を食べさせるのは初めてなのですが、沸騰したお湯に入れて暫く火を通して、食べやすい大きさに切って食べさせようと思うのですが、問題ないでしょうか?
とりささみ、便利なフレークや缶詰も売っていますよね。離乳食に使っていいのか、どう調理すればいいのかわからない方に、たくさんのアドバイスがありました。
とりあえず食べにくいと思うので、かたまりであげるより潰してトロミつけたところこら始めた方が初めての食感で拒否しなくて済むかなと思います!
とろみがなくても、お粥に混ぜてもよいですね!
お肉は舌触りがザラザラと食べにくいので、最初はしっかりすりつぶして滑らかにして食べさせるとよいですね(^^)
生のささみを買ってきて調理するのが大変な場合、缶詰などを利用する手もあります。保存ができるので、一旦買っておけばいつでも調理できるのが便利ですよね。
離乳食のとりささみレシピ
離乳食の中期、後期のとりささみのレシピについてご紹介します、是非ご参考下さい!
①ささみフレークの作り方
材料
・とりのささみ
・野菜スープ
・すり鉢
作り方
1,鍋でお湯をわかして、キャベツやにんじんなどを入れて野菜スープをつくる。お湯や出汁でもOK!
2,ささみの筋を取り除いて、細かくみじん切りにする
3,沸騰した野菜スープ(具材は取り除く)にささみをいれて茹でる
4,お肉のかたまりが大きい場合は、すり鉢で細かくすり潰す
小さじ1杯ずつ小分けにして冷凍保存できますよ♡
②鶏ささみとキャベツの柔らか煮
材料
・鶏ささみフレーク:小さじ1
・キャベツのペースト:小さじ1
・出汁:小さじ1
作り方
材料を耐熱容器に入れて、600wで1分加熱すれば完成☆
妊娠初期から食べられます^^中期の頃はみじん切りにしてあげたも大丈夫ですよ。
③根菜とささみの柔らか煮
材料
・にんじんペースト:小さじ1
・ジャガイモのマッシュ:小さじ1
・鶏のささみ:小さじ1
・野菜スープor出汁:大さじ1
作り方
材料を耐熱容器に入れて、600wで30秒加熱するだけで出来上がり!
離乳食初期から食べられる煮物風^^じゃがいもとにんじんが入っているので甘みがありますよ。
④ささみと豆腐のトマトスープ
材料
・絹ごし豆腐:40g
・ミディトマト:1個
・鶏ささみフレーク:大さじ1
・野菜スープ:大さじ1
作り方
1,豆腐を沸騰したお湯でさっとゆでる
2,トマトの皮を湯むきして、4等分に切って種を取り除いたらみじん切りにする
3,具材を耐熱容器にいれて、600wで1分加熱したら完成
トマトの酸味を豆腐でまろやかにしたスープ^^これにお粥で1食ばっちりですね。
⑤トマトとキャベツとささみのトロトロスープ
材料
・ミディトマト:1つ
・キャベツ:葉1枚
・水:100cc
・水溶き片栗粉:片栗粉小さじ1/水小さじ3
・鶏ささみのフレーク
作り方
1,トマトのへたを取って、へたと反対側に十字の切れ目をいれて、沸騰したお湯にいれて茹でて、冷水につけて湯剥きをする
2,トマトを4等分に切って、種をとってから、みじん切りにする
3,沸騰したお湯にキャベツを入れて、柔らかくなるまで茹でたら、みじん切りにする
4,キャベツを茹でたお湯を100cc使って、冷凍した鶏のささみを茹でる
5,さらにトマトとキャベツを入れて茹でる
6,水溶き片栗粉を入れて、混ぜたら完成!
ささみフレークは①でご紹介したレシピになります^^
⑥鶏ささみ入りそうめん
材料
・そうめん:30本
・鶏ささみフレーク:小さじ1
・出汁:小さじ1
作り方
1,そうめんを沸騰したお湯に細かくちぎって2~3分茹でる
2,ざるにあげて、水でよくすすぐ
3,耐熱容器に具材をいれて、600wで1分加熱すれば出来上がり!
そうめんの長さはキッチンばさみで調節してあげてくださいね!
とりささみを使った離乳食作りを試してみましょう!
タンパク質が豊富で消化吸収も良いとりささみは、初めてお肉を取り入れるのに便利な食材です。
離乳食中期の7から8か月ごろから始め、赤ちゃんの様子を見ながら量や固さなどに注意して少量ずつあげましょう。冷凍保存や、とりささみの缶詰も便利に活用しながら、赤ちゃんの離乳食を進めることもできますね。
また、赤ちゃんに与える際は、食中毒とアレルギーに気を付けることを覚えておいてください。ささみフレークや、煮物、スープなど今回紹介したレシピで気になったものがあればぜひご家庭で作ってみてくださいね!