B型肝炎予防接種による副反応は?
厚生労働省によると、B型肝炎ワクチンは世界中で使用されており、安全性の高いワクチンとされています。しかし、B型肝炎ワクチンに限らず、予防接種後には以下のような症状がおこることがあります。
- 接種箇所が赤くなったり、腫れたり、しこりができたり、痛みを感じたりする
- 注射したところだけでなく、熱がでたり、刺激に反応しやすくなったりする
- いつもより機嫌が悪かったり、ぐずったり、眠そうにしたりする
- 極めてまれに、アナフィラキシー(※1)、急性散在性脳脊髄炎(※2)などの重い病気にかかる
予防接種後は、子供の体調をよく観察し、気になる症状があらわれたらすぐに医師に相談しましょう。
※1…急激なアレルギー反応により、じんましんがでたり呼吸が苦しくなったりすること。
※2…自己免疫(免疫力が強すぎて自分自身の体を攻撃してしまう)という現象で起こる脳や脊髄の病気。発熱、嘔吐(おうと)、意識がはっきりしない、手足が動きにくいなどの症状がみられる。
- 厚生労働省「B肝ワクチンQ&A」(http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000137554.pdf,2017年10月5日最終閲覧)
予防接種は計画的に受けさせましょう
B型肝炎ワクチンは、任意接種から定期接種に変わりました。そのため、複数のお子さんがいる方にとっては上の子の時には任意だったのに、なぜ定期接種に切り替わったのか疑問に思う方もいるかもしれません。
ご紹介したように、B型肝炎は低年齢で感染すると、将来肝硬変や肝がんに進展することがある病気です。大切な子供を守るために、しっかりとワクチンの接種をしましょう。
生まれて間もないころは、たくさんの予防接種を受けさせなければならず、スケジュールをどう組んだらよいか迷ってしまうこともあるでしょう。わからないときは一人で悩まず、かかりつけ医で相談したり、スケジュールを管理するアプリなどを利用したりする方法もあるので、ぜひ活用しましょう。










