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監修:齋木啓子

【医療監修】B型肝炎の予防接種は必要?ワクチン接種の時期や回数、副反応

PIXTA

B型肝炎予防接種による副反応は?

発熱 赤ちゃん PIXTA

厚生労働省によると、B型肝炎ワクチンは世界中で使用されており、安全性の高いワクチンとされています。しかし、B型肝炎ワクチンに限らず、予防接種後には以下のような症状がおこることがあります。

  • 接種箇所が赤くなったり、腫れたり、しこりができたり、痛みを感じたりする
  • 注射したところだけでなく、熱がでたり、刺激に反応しやすくなったりする
  • いつもより機嫌が悪かったり、ぐずったり、眠そうにしたりする
  • 極めてまれに、アナフィラキシー(※1)、急性散在性脳脊髄炎(※2)などの重い病気にかかる

予防接種後は、子供の体調をよく観察し、気になる症状があらわれたらすぐに医師に相談しましょう。

※1…急激なアレルギー反応により、じんましんがでたり呼吸が苦しくなったりすること。
※2…自己免疫(免疫力が強すぎて自分自身の体を攻撃してしまう)という現象で起こる脳や脊髄の病気。発熱、嘔吐(おうと)、意識がはっきりしない、手足が動きにくいなどの症状がみられる。

出典元:

予防接種は計画的に受けさせましょう

小児科 相談 PIXTA

B型肝炎ワクチンは、任意接種から定期接種に変わりました。そのため、複数のお子さんがいる方にとっては上の子の時には任意だったのに、なぜ定期接種に切り替わったのか疑問に思う方もいるかもしれません。

ご紹介したように、B型肝炎は低年齢で感染すると、将来肝硬変や肝がんに進展することがある病気です。大切な子供を守るために、しっかりとワクチンの接種をしましょう。

生まれて間もないころは、たくさんの予防接種を受けさせなければならず、スケジュールをどう組んだらよいか迷ってしまうこともあるでしょう。わからないときは一人で悩まず、かかりつけ医で相談したり、スケジュールを管理するアプリなどを利用したりする方法もあるので、ぜひ活用しましょう。

記事の監修

家庭医、在宅医

齋木啓子

2004年島根医科大学卒。独立行政法人国立病院機構姫路医療センターにて初期研修、CFMDにて家庭医療後期研修および在宅フェローシップ、Leadership Training Fellowship-distant(LTF-distant)修了。
12年にふれあいファミリークリニックを開設し、院長として勤務。17年にEU Business SchoolにてMaster of Business Administrationを取得し、LTF-distant運営・指導に当たっている。現在は悠翔会在宅クリニック新橋で院長として勤務。
家庭医療専門医、在宅医療専門医、経営学修士。

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