【年齢別】読み聞かせにおすすめの絵本17選
子どもに読み聞かせたいおすすめの絵本について、17冊紹介します。子どもが喜ぶ絵本を選ぶ際は、年齢に合わせたものを選択することが重要!年齢別におすすめの絵本と、読み聞かせる際のポイントについて紹介します。
【0~3歳】どんどこ ももんちゃん
シンプルなイラストは、0歳の子どもにとって初めての絵本として導入するのにもおすすめ。主人公・ももんちゃんが急いで向かう先には何があるのでしょうか。愛らしいフォルムは「うちの子に似ている」と感じるママやパパもいるかもしれませんね。
読み聞かせるときのポイントは?
繰り返し出てくる「どんどこ どんどこ」というフレーズは、リズミカルに読みましょう!クマに出会ったももんちゃんが驚くシーンでは、一緒になって大げさに驚いてみると気持ちが伝わりやすそう。
【0~3歳】ぼうしとったら
次はどうなるの?とワクワクできるような、しかけ絵本です。登場するのはカウボーイやコックさんなど、いろいろな帽子をかぶっている人たち。中には予想外のものが帽子から出てくる人も!子どもの好奇心をくすぐる1冊です。
読み聞かせるときのポイントは?
しかけ絵本ということもあり、帽子の中から何か出てくる時には少し「タメ」を作ってみるのがおすすめ。子どもの笑いを誘うような形で寄り添って読み上げましょう!
【0~3歳】おべんとうバス
とてもかわいらしいおにぎりやハンバーグ、トマトにブロッコリーなど、お弁当で定番の食べ物たちがバスに乗って出かけます。
元気に返事をしながら食べ物たちが乗りこんで来るので、まだ返事がうまくできない子どもに覚えさせるきっかけにもなってくれそうですね。
読み聞かせるときのポイントは?
食べ物が返事をするシーンでは、それぞれ声色を変えて読み上げると楽しそうです。お弁当が乗っている窓をつまんでパクパク食べるフリをしても喜んでくれるのではないでしょうか。
【0~3歳】くだものさん
小さい子ども向けのしかけ絵本で、たくさんの果物が隠れています。いろいろな果物が写実的に描かれているので、果物の種類を覚えるのにもぴったり!果物だけではなく、葉っぱの形も本物そっくりに描かれています。
読み聞かせるときのポイントは?
絵本の原理としては、いないいないばあと同じ。「くだものさん くだものさん だあれ」の問いに果物が顔を出します。しかけをめくると果物が「ぽろりん」と出てくるので、ここの読み方を少し工夫したり、ページによって変えたりすると良いですね。
【3~5歳】はこぶ
「物を運ぶ」ことの進化を描いている絵本です。最も原始的な「手で運ぶ」というところから、運ぶことを目的とした仕事が登場して、牛車やフォークリフト、コンテナ船が登場して、最終的にはロケットも…と、物を運ぶことの歴史をわくわくしながら楽しめます。
人々の服装もそれぞれの時代の雰囲気を感じられるようになっているところが、子どもたちの好奇心をくすぐるポイント。乗り物好きな子どもにも楽しんでもらえるはずですよ。
読み聞かせるときのポイントは?
絵本読み聞かせを楽しんでもらうためのコツは、リズミカルに読むこと。描かれている運び方や乗り物を指さしながら、テンポ良く読んでいきましょう。
【3~5歳】よるのようちえん
誰もいない夜の幼稚園に夢の子どもが現れる…というファンタジーな世界観がドキドキ感と少しの怖さを感じさせる絵本です。夜を舞台にしているので暗めの印象ですが、使われている言葉はとても楽しくリズミカル。
「よるのようちえん」という同名の楽曲がついてくるので、効果音を入れたり、カスタネットや鈴など簡単な楽器を使いながら読み聞かせたりと、子どもを絵本の世界観に引き込ませやすいところがおすすめです。
読み聞かせるときのポイントは?
絵本の少し不思議な印象を際立たせたいときは、声のトーンを落として、静かに読み聞かせてみてください。ただし、怖がってしまうこともあるでしょうから、反対に声のトーンを上げて、リズミカルに効果音をつけながら読んでも楽しんでもらえますよ。
【3~5歳】てぶくろがいっぱい
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本や文字に対する興味を持たせたいときに活躍してくれる絵本です。幼年童話のようなストーリーになっているので、3~4歳の幼児でも本を読む楽しさを感じてくれるでしょう。
ストーリーはなくした手袋をみんなが届けてくれる…という人と人とのつながりや優しさが感じられるものになっているので、子どもに人への思いやりの大切さを知ってもらいたいときにもおすすめの絵本です。
読み聞かせるときのポイントは?
心温まる絵本なので、その雰囲気が出るように優しいトーンで読み聞かせるのがおすすめ。
みんなが手袋を持ってきてくれるのを見るたびに子どもは「また!」と喜んでくれるので、手袋を持ってきてくれるところは少し盛り上がる雰囲気で読むと良いかもしれませんね。
【3~5歳】おおきくなるっていうことは
子どもにとって「大きくなったね」という言葉はどう感じられているのでしょうか?大きくなることの素晴らしさや喜びを、子どもと一緒に考えてくれる優しい絵本です。
この絵本の読み聞かせにおすすめなのは、ずばり学年が上がったとき。年少さんから年中さんへ、年中さんから年長さんに上がったときに読み聞かせてあげると、自分がまたひとつ大きくなったことの素晴らしさを感じてもらえるでしょう。
読み聞かせるときのポイントは?
絵本の中では園長先生が子どもに語りかける形式になっているので、パパママも園長先生のように少し威厳を醸し出して、落ち着いたお年寄りになった気分で読み聞かせると雰囲気が出るのでおすすめです。
1ページずつ、子どもが「大きくなる」ことの意味を考えられるように、ゆっくりと読み聞かせてあげてくださいね。
【4~6歳】からだのふしぎ うんちはどこへいくの?
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幼児や小学校低学年の子どもに、食事の大切さや体の仕組みを知ってもらうのにおすすめの読み聞かせ絵本です。
丁寧な内臓の絵を使って、食べものを消化してからうんちになるまでの過程だけでなく、リサイクルや環境問題についても分かるようになっているので、子どもの知的好奇心をくすぐります。
知育絵本としても役立ちますが、しかけ絵本なので純粋にしかけだけでも楽しんでもらえますよ。
読み聞かせるときのポイントは?
絵本を読み聞かせるときは、文字だけを読んでしかけの部分は読まないようにしましょう。知育絵本として読み聞かせたい場合は、子どもがしかけに興味を示しても、一回最後まで読み通してから遊ばせてあげると良いですよ。
【4~6歳】こころとしんぞう
「からだのふしぎ うんちはどこへいくの?」と同じく、体の不思議に触れられる読み聞かせ絵本です。いろんな場面で心臓がドキドキすることを通じて、「はかせ」が心臓の働きについて優しく教えてくれるので子どもでもわかりやすくなっています。
大人でも「なるほど!」と思える内容ですが、絵が大きく文字が少ないので、子どもの好奇心を満たしてくれるちょうどよい難易度です。
読み聞かせるときのポイントは?
読み聞かせるときの最大のポイントは、絵本を開く前に、子どもに心臓の鼓動を確認してもらうことです。
分かりやすいようにハッキリと読み聞かせることを意識しながら、子ども自身が「どうしてドキドキするんだろう?」と考えられるように、パパママも「どうしてだろう?」という気持ちになって読んであげましょう。
【4~6歳】おやすみ、はたらくくるまたち
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乗り物や、働くくるまが好きな子どもにおすすめの絵本です。日中は忙しく働いているくるまたちが、それぞれ寝るための支度を始めます。登場するのは、クレーン車やミキサー車、ダンプカー、ブルドーザー、ショベルカーなど、人気の車ばかり。
読み聞かせるときのポイントは?
くるまたちが眠りにつく本ということもあり、寝る前の時間帯に読むのがおすすめ。読み聞かせではあまり興奮させないように優しく語りかけるように読んでみましょう。
【6~7歳】うえきばちです
小学校低学年の子どもから大人気の読み聞かせ絵本です。だじゃれがたくさん使われているので、とにかく子どもに楽しんでほしい、笑ってほしいというときにピッタリ。
読み聞かせ絵本というと優しく温かな雰囲気のものもありますが、この絵本はシュールな絵が衝撃的で、今までにない絵本を読み聞かせたいという方におすすめします。
読み聞かせるときのポイントは?
読み聞かせるときのポイントは、大真面目に読むことと、ページをめくる前にひと呼吸おいて、子どものわくわく感をあおることです。また、お友だちがたくさん集まったときに読み聞かせてあげると、盛り上がってくれるでしょう。
【6~7歳】教室はまちがうところだ
小学校に入ると、授業で手を上げて発表することがありますよね。ですが、怖かったり恥ずかしかったりして、うまくできなかった経験がある方もいるはず。この絵本はそんな子どもに勇気を与えてくれるような内容です。
読み聞かせるときのポイントは?
間違った答えでもよいんだ!と、子どもが安心できるような内容のストーリーです。読み聞かせする際は、その気持ちがより子どもに伝わりやすくなるよう、丁寧に語りかけるような口調で読みたいですね。
【8~9歳】3びきのかわいいオオカミ
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3匹のオオカミが建てた家を、悪い大ブタがダイナミックに壊しにくるところが衝撃的でおもしろい絵本。『3びきのこぶた』のパロディーなので、原作を知っている子どもにとってはビックリする内容。
子どもが大笑いしながら楽しめるストーリーですが、「優しさには優しさで返してもらえる」という心温まる結末になっていて、人に優しくすることの大切さも学べる一冊です。水彩画で描かれた絵がとてもきれいです。
読み聞かせるときのポイントは?
小学生の子どもに大笑いしてもらうためには、大ブタのセリフは思いっきり悪役になることと、家を壊すところは勢いよく読み聞かせることがおすすめ。文章が長めなので、夜眠る前ではなく、子どもが集中できる時間帯に読むことがコツです。
【8~9歳】魔女ののろいアメ
家族の大切さを再認識するのにおすすめの絵本です。内容はストーリー性があって面白く、なおかつ分かりやすいのが魅力。まだ小さな子どもでも難しさを感じることなく楽しめそうです。
読み聞かせるときのポイントは?
登場人物は、主人公のサキと魔女のおばあさん。特に魔女のおばあさんのセリフを読むときは、少し声色を変えてメリハリをつけて読んでみてはいかがでしょうか。サキのセリフは子どもに読んでもらうのもおすすめ!
【10~12歳】まくらのせんにん そこのあなたの巻
表紙を見ただけではどのような内容なのか、なかなか想像できない絵本です。謎の穴にはまっていく動物たちと、まくらのせんにんが登場します。なんといっても最大の特徴は、絵本の中から「そこのあなた」と読み手に語りかけてくること!登場人物の1人として楽しめます。
読み聞かせるときのポイントは?
子どもへ呼びかけるように「そこのあなた」と読んでみましょう。「ふんが~」「ふんぎ~」など、擬音はぜひ恥ずかしさを捨てて面白く読み上げてください。
【10~12歳】ほんとうのことを いってもいいの?
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10歳を過ぎてストーリー性のある絵本へ挑戦したい方に、おすすめの絵本。主人公のリビーは、うそをついて苦しい思いをし、本当のことだけを言うと心に決めますが、それが周りを怒らせてしまう結果に。相手の気持ちを考えるきっかけにもなる本です。
読み聞かせるときのポイントは?
思いやりについて考えられる絵本なので、感情を込めてゆっくり読みましょう。絵本をきっかけに、うそについて話し合ってみるのもよいですね。
読み聞かせに使える無料アプリも有効活用
「たくさん絵本を読んであげたいと思っているけれど、何冊も購入するのはお金もかかる」と悩んでいるのなら、無料アプリを活用してみてはいかがでしょうか。特に以下のアプリは無料でたくさんのお話が収録されているので、子どもも飽きることなく楽しめます。
- 絵本が読み放題!知育アプリPIBO(対応OS:iOS 9.0以降)
- 日本昔話・世界の童話がいっぱい「ゆめある」動く絵本(対応OS:iOS 8.0以降・Android2.3以上)
- 世界のおはなし動く絵本2(対応OS:iOS 8.0以降c・Android2.3以上)
日本昔話のほか、グリム童話なども配信されています。たくさんの絵本が存在しますが、中には知らない名作もありますよね。子どもにとってお気に入りの1冊を見つける際にも役立ってくれそうです。
おすすめの読み聞かせ絵本をぜひ試してみて!
生まれたばかりの0歳児から幼児、感受性や想像力が豊かになっていく小学生まで、年齢別でおすすめの絵本について紹介しました。どの絵本がよいのか分からず悩んでいる方も、気になる1冊が見つかったのではないでしょうか。
読み聞かせする際には、読み手が声の大きさや読む速さ、ページのめくり方など読み方を工夫することも大切です。読み聞かせるときのポイントについても紹介したので、参考にしてみてくださいね。