床や机の上に落ちているゴミをゴミ箱まで捨てに行くというお手伝い。部屋をきれいにすることの大切さや気持ちよさを教えてあげましょう。
ティッシュや紙きれといったゴミを「あそこのゴミ箱にポイしてきてね」と声掛けして捨てるようにお願いしましょう。最初は子どもにゴミを持たせて一緒にゴミ箱まで行ってあげるのも良いですね。
ゴミ捨ては失敗しにくいお手伝いで、1歳児からでも取り組みやすくおすすめです。「きれいになったら気持ちいいね」と声を掛けると、部屋がきれいにすることの大切さを子どもながらに感じてくれます。
料理の手伝い
野菜をちぎってサラダにする、ボールに材料を入れる等の簡単なお手伝いから、食に関心を持たせる食育につながるのが料理のお手伝い。
ママパパが切った野菜をボールに入れてもらったり、袋に入れた食材をビニール袋の上からもんでもらったり、できることを見つけてお願いしてみましょう。自分が作った料理が食卓にのぼると、子どもはうれしくなっていつもよりたくさん食べてくれるかもしれません。
ご飯をつくる事は簡単なことではないこと、たくさんの工程があって時間をかけて料理ができていくこと、火や包丁は便利だけど危ないこと、苦労して育てた人、作る人がいて、食べ物を粗末にしてはいけないこと。
料理のお手伝いはたくさんのことを子どもに教えてくれます。1歳で早いかもと思うかもしれませんが、早いうちから料理に慣れ親しんでおきたいですね。
お手伝いの注意点
お手伝いをたった一回で終わらせないために、子どもが楽しくお手伝いをすることが大切です。そのためにはどのような点に気を付ければ良いのでしょうか。
子どもが楽しくお手伝いをするための注意点をご紹介します。
命令したり、強制したりしない
お手伝いに対して子どもの気持ちがのらない時、他の遊びに集中している時は強制しないようにしましょう。お手伝いは本人の意欲が大切です。そのためにも興味を持たなければ意味がありません。
子どもがお手伝いをやりたくなるシチュエーションを作っていくのも良いですね。嫌がることをやらせても、お手伝いの習慣がつかないので、興味を示す方向でお願いしましょう。
果物が好きな子どもなら「いちごをお皿に入れてくれるかな」や、車が好きな子どもなら「車をおもちゃ箱の駐車場に止めてきてくれるかな」など子どものやりたくなるお手伝いを楽しくやってもらいましょう。
失敗しても叱らない
まだ1歳、慣れないうちは失敗することもたくさんあることでしょう。何度も失敗するとママパパもイライラしてしまい怒ってしまいがちですが、決して叱らないでください。
子どもがお手伝いをするということは、手伝いたいという意欲を持ってやっていること。それなのに叱られてしまうと、子どものやる気がなくなってしまいます。また、失敗を恐れてお手伝いをやらなくなってしまいます。
失敗を恐れて、やる気の芽をつまないように、最初から失敗を想定に入れておきましょう。失敗した場合は、「こうやったらいいよ」とアドバイスをし、上手にできた時にはしっかり褒めてあげましょう。
お礼と褒めるのを忘れずに
お手伝いをした後に「ありがとう」や「上手にできたね」などの言葉をかけてあげましょう。パパやママに「ありがとう」と言われると子どもは自分は役に立ったと感じ、その気持ちが自己肯定感を育てます。
褒められると、達成感を味わい、次も頑張ろう、もっとやってみたいと自信に繋がっていきます。
ママやパパが家族に「ありがとう」「すごいね」と言われたらうれしいように子どもも家族からの言葉はうれしいものなのです。お手伝いをやって終わりではなく、ポジティブな言葉をかけてコミュニケーションもしっかりとっていきたいですね。
できるお手伝いから始めてみよう










