プレイヤイヤ期の育児で大切な、3つの「しない」
プレイヤイヤ期にできるだけ穏やかに子どもと接するためには、子どものイヤイヤを助長する、あるいは親が余計にイライラするような関わり方を避けることが必要です。
子どもに対するこれからの関わり方の参考に、チェックしてみてくださいね。
1. 子どもを説得しない
プレイヤイヤ期の1歳半ごろの子どもにとって「我慢」はまだ難しいものです。また、親の話を聞いて理解する力も十分ではありません。そのため、一生懸命「〇〇だからダメだよ」「我慢しようね」と説得しても、伝わらないことがあります。
子どもの要求が受け入れられないときは、いったん「こうしたいのね」と受け止めつつ「今はできないの」「あとでしようね」と制止してOK。例えばお店でおもちゃやお菓子の売り場から離れないときは、抱っこで連れていくしかないときもあるでしょう。
いつでも子ども納得させようとすると、親の方が疲れ果ててしまいます。この時期の子どもを説得するのは限りなく難しいと考えて、真正面から向き合うのはほどほどに。
- たっちコラム「イヤイヤ期 赤ちゃん期への 対応について 」(https://www.city.niigata.lg.jp/chuo/kohoshi/jyouhouhasshin_touch/29tacchipdf.files/tacchi_colum4_1.pdf,2021年5月6日最終閲覧)
- みはら子育て支援センター「子育ての事」(https://www.mihara-clinic.com/kosodate/notice/,2021年5月6日最終閲覧)
2. 泣かせることを悪いと思わない
自我が芽生えた子どもの中には、思い通りにならないとすぐに泣き出す子もいます。「以前より泣くことが増えた」「また泣かせてしまった」と思う方もいるかもしれません。
しかし、泣いて自分の気持ちを表すのも自己主張です。また「自分でやりたいのにうまくできなかった」「自分の気持ちがうまく言葉にできない」という経験も、子どもを成長させてくれるはず。泣くことは時に親を困らせますが、いけないことではありません。
泣かせないように気を付けようと考えていると、親は気を張って疲れてしまいます。泣かせることは悪いことではない、泣いてもいいやと思うようにすると、少し気が楽になるかもしれません。
- 枚方市「だだこね (第一次反抗期) 」(https://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000015/15908/503.pdf,2021年5月6日最終閲覧)
- たっちコラム「イヤイヤ期 赤ちゃん期への 対応について 」(https://www.city.niigata.lg.jp/chuo/kohoshi/jyouhouhasshin_touch/29tacchipdf.files/tacchi_colum4_1.pdf,2021年5月6日最終閲覧)
- 上里町「子育て世代包括支援センターコラム「いちご」 」(http://www.town.kamisato.saitama.jp/item/7326.htm,2021年5月6日最終閲覧)
3. 無理に要求に応えない
イヤイヤ期は、ある程度子どもの思いを受け止めて、思うようにしてあげるのも一つの関わり方です。一方で、親がイライラをため込んでまで、無理に要求に応える必要はありません。
例えばお出かけ前の支度で時間の余裕がないとき、あるいはパパやママの疲れがたまっていて「今日は穏やかに関われないかも」というときは、イヤイヤに付き合わずにその場を切り抜けてしまいましょう。嫌がっても大人が靴を履かせたり、イヤイヤしたままお風呂に入れたりしても良いのです。
子どもにとっては思い通りにならない経験も必要。親の心に余裕がないときは、要求に応えなくてよいと考えましょう。
- たっちコラム「イヤイヤ期 赤ちゃん期への 対応について 」(https://www.city.niigata.lg.jp/chuo/kohoshi/jyouhouhasshin_touch/29tacchipdf.files/tacchi_colum4_1.pdf,2021年5月6日最終閲覧)
- 家庭教育応援ナビ「家庭教育コラム - 0~3歳の子をもつ保護者の皆様へ 」(https://www.edu.pref.ibaraki.jp/katei/column/detail-1.html,2021年5月6日最終閲覧)
- みはら子育て支援センター「子育ての事」(https://www.mihara-clinic.com/kosodate/notice/,2021年5月6日最終閲覧)
穏やかに関わるには、割り切りがカギ
子どもがだだをこねたり泣きわめいたりしたら、どうにかして鎮めたいと思いますよね。しかし、プレイヤイヤ期の子どもはまだ我慢ができず、言葉がつたないため、どうしても「泣く」「叫ぶ」は減らせないものです。
親としては子どものイヤイヤに翻弄されず「今はそういう時期だから」という割り切りも必要。頑張りすぎず、無理をしないで、イヤイヤ期という心の成長期を迎えつつあるわが子に伴走する気持ちでいると、少し穏やかにわが子と関われるかもしれませんね。