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バウンサーは必要?使うメリット・デメリットとは
「バウンサー」とは、生後3週間から2歳前後までの子ども向けに作られたゆりかごの一種です。子どもをバウンサーに乗せるだけで、ゆらゆらと子どもにとって心地よい揺れを生み出してくれます。
小さな子どもの育児に便利なグッズではありますが、バウンサーは本当に必要なのでしょうか?バウンサーを使うことのメリット・デメリットから考えていきましょう。
バウンサーを使うメリット
バウンサーを使うメリットは、なんと言ってもママの育児への負担が軽減されることです。「ちょっと離れている間に子どもが泣き出してしまう」「子どもにかかりっきりで家事が進まない」というシーンは、ママにとって体力的にも精神的にも負担になります。
しかし、子どもをバウンサーに乗せておけば、自分で揺らして遊びご機嫌になってくれるので、ママは子どもにつきっきりになる必要はありません。持ち運びやすいので、ママはいつでも赤ちゃんの様子を見ながら家事ができるようになります。
また、寝かしつけで抱っこが不要になることもあり、ママの育児への負担が大幅に軽減されるはず。子どものお世話で眠る時間もとれないと悩んでいるママにとっては、バウンサーは必要性のあるグッズだと感じられるでしょう。
バウンサーのメリット!先輩ママの声
実際にバウンサーを使ったママの「バウンサーのこれはメリット」という声をご紹介します。
さすが、赤ちゃんにとって心地よい「ゆらゆら加減」を考えてあるだけあって、寝かしつけに便利という声がありました。
ただ、この寝かしつけも「お昼寝」や「日中」という声が多く、夜の寝かしつけに利用している先輩ママは少ない印象でした。
バウンサーを使うデメリット
バウンサーが本当にいるかどうかを考えるためには、メリットだけでなくデメリットも把握しておきたいですよね。
バウンサーは適度な揺れで寝かしつけの負担を軽くしてくれますが、長時間の睡眠には不向きです。バウンサーは布団やベッドのように平らではないので、そのまま寝かせておくと子どもの体に負担をかけてしまうことがデメリット。
また、子どもの体勢からバウンサーに座らせたままおむつを替えることは難しくなるでしょう。
しかし、おむつを替えずにそのままにしておくと、仰向けに寝ているときとは違いうんちが前方に流れてしまうこともあるので、結局おむつ替えのたびにバウンサーから降ろさなければなりません。
バウンサーのデメリット!先輩ママの声
ここでは、実際にバウンサーを使ったママたちの「これはバウンサーのデメリットだった」という点をご紹介します。
とりあえずバウンサーがあると頼りたくなるので実家に渡して、抱っこで寝かせて長座布団か布団に寝かせてました!2週間ぐらいしたらなんとか寝てくれるようになりましたよ😭それまではやはり置くと泣く、途中で起きて泣く、って感じで大変でしたが・・・
うちは、バウンサーを貰ったのが3ヶ月ごろで、その頃には既に寝返りをしており、バウンサーを嫌がったので、ほとんど使いませんでした。
バウンサーは便利なのでついつい頼ってしまいがち。たくさん使えるのはありがたいですが、バウンサー大好きっ子になると、お布団での寝かしつけが大変になる…という声が。
またバウンサーはメーカーや種類によって、使用上限の年齢があったり、逆に新生児からは使えないものもあります。連続使用時間についても注意がある場合があるので、ここも見逃せないポイントですね。
さらに、「バウンサーに乗せたときのうんち漏れ」が起きてしますこともデメリットの一つと言えそうです。
バウンサーの選び方とおすすめ商品の紹介
育児のサポートアイテムとして活躍してくれるバウンサー。これから取り入れたいと考えている方は、まずバウンサーの選び方のポイントを押さえてから本当に役立つ製品を購入しましょう。
ここからは、バウンサーの選び方とおすすめの商品を紹介するので、バウンサーを初めて選ぶ方はぜひ参考にしながら納得できる製品選びをしてくださいね。
バウンサーの選び方のポイント
バウンサーはデザインだけで選ぶのではなく、対象年齢や使いやすさを考慮して選ぶことがポイントです。
- 対象年齢を確認して長く使えるものを選ぶ
- 耐荷重の大きい製品を選ぶ
- 育児の負担を軽減させたいなら電動タイプを選ぶ
- 赤ちゃんとのコミュニケーションを重視するなら手動タイプを選ぶ
- 付属品・付属機能が充実しているものを選ぶ
- 折りたたみできてコンパクトに収納できるものを選ぶ
- 通気性がよく簡単に洗えるものを選ぶ
多くのメーカーで新生児から2歳児くらいの使用を想定しているバウンサー。しかし、製品により対象年齢が違い、それに伴い耐荷重も変わります。できるだけ長く使用したいなら、新生児から5歳児くらいまで使い続けられるバウンサーがおすすめ。キッズチェアやロッキングチェアに変形できる商品もありますよ。
また、バウンサーには手動タイプと電動タイプの2種類があり、その他リクライニング機能、おもちゃつき、テーブルつきなど揺れ以外の機能が充実した製品もあります。使い方や使う目的にあわせて選べば、バウンサーがより活躍してくれること間違いなし。
さらに収納製や携帯性、洗濯の簡単さなども考慮して選べば、日常生活の中で取り回しやすくなりますよ。
バウンサーを使用する際の注意点
バウンサーは赤ちゃんのご機嫌取りや寝かしつけに活躍してくれるグッズですが、使用する際にはいくつか注意しなければならないポイントもあります。赤ちゃんを安全にバウンサーに預けるため、次の注意点に気をつけてくださいね。
- 落下防止のため必ずベルトを装着すること
- こまめに赤ちゃんの様子を見てあげること
- 腰が座らない月齢では寝かせた状態で使用すること
- 夜間の就寝時には使用を避けること
アメリカではバウンサーによる落下事故が10年間で485件報告されています。高い位置にバウンサーを設置しないことはもちろん、使用する際には必ずベルトを装着させて安全な状態で使用するようにすることが大切です。
また、バウンサー内で上部の幌が落ちてきて窒息事故を引き起こしたケースもあるのでバウンサーに乗せていてもできるだけ目を離さないようにしましょう。
赤ちゃんの健康を守るために、腰が座らない月齢でのリクライニング機能の使用や、長時間の睡眠時への使用を避けることも必要です。ベビービョルンの取り扱い説明書によると、バウンサーで子どもを寝かせる時間は2時間以内が目安とされています。
- 独立行政法人国民生活センター「海外ニュース」(http://www.kokusen.go.jp/wko/pdf/wko-201807_08.pdf,2021年9月30日最終閲覧)
- 消費者庁「消費者安全法の重大事故等に係る公表について」(https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/2018/pdf/consumer_safety_release_181122_0001.pdf,2021年9月30日最終閲覧)
- ベビービョルン「ベビービョルンベビシッターバランス 取扱説明書/保証書」(https://babybjorn.jp/pdf/pdf_babysitter.pdf,2021年9月30日最終閲覧)
先輩ママはバウンサー使ってた?
バウンサーが本当にいるかどうか、必要性を考えるには先輩ママからの意見を聞いてみるのが一番ですよね。ここまでバウンサーの必要性や注意点について解説してきましたが、先輩ママたちは使っていたのか、ママリに寄せられたコメントの中からピックアップして紹介しますね。
バウンサーが必要かどうかというママたちの意見は、育児環境によって大きく変わるようです。例えばバウンサーを使うことで泣き止む子どもであれば1人目の子どもでもバウンサーの必要性が感じられるでしょう。
ただバウンサーより抱っこの方がいい子の場合、特に1人目の際は必要ないと感じる人もいるようです。一方で2人目以降となると、上の子のお世話もあるので、下の子がバウンサーに乗ってくれるとママパパとしてすごく助かる場面が出てきそうです。
先輩ママの意見にも、小さな子どもが2人以上いるとママの負担も大きくなるので、バウンサーがあってよかったと思う人もいましたね。バウンサーは絶対に必要な育児グッズではありませんが、子どものお世話環境によって上手に取り入れられると良い便利グッズでしょう。
バウンサーの必要性はケースバイケース
バウンサーは育児のためにいるかどうか、その必要性は子どもやご家庭の状況により変わると思います。小さな子どもが2人以上いたり、ママが抱っこをしていないとグズる子どもがいたりするのであればバウンサーは重宝するはずです。
ただし、バウンサーには寝かせる時間が限られているなどのデメリットもあります。育児に絶対に必要なものではないと言えるため、ためしにレンタルしてみるなどがおすすめです。