離乳食後期の基本
食事の回数は1日3回。家族と一緒に食卓を囲み、楽しい食事の時間を過ごしましょう。食事の目安は主に3つのグループがあります。
- 穀類 全がゆ90g~軟飯80g
- 野菜・果物 30~40g
- 魚 15g もしくは 肉 15g もしくは 豆腐 45g もしくは 全卵1/2個 もしくは 乳製品80g
食べ物の固さは歯ぐきでつぶせる程度。成長、発達の状況に応じて食事の量は調節してください。手づかみで食べようとする時期ですので、手でつかめるメニューをうまく取り入れるようにしましょう。
困ったときに役立つ簡単レシピ
成長した我が子に食べさせたい、おいしくて簡単なレシピをご紹介します。
お好み焼き
生地の中に野菜やお肉が入っているので、タンパク質とビタミンをバランスよく摂ることができます。
材料(大人2人+子供1人)
- キャベツ:300g
- にんじん:1/2個
- 豚小間:100g
- 小麦粉:90g
- 卵:2個
- 山芋:50g
- 出汁:200cc
- かつお節:少々
- 青のり:少々
- 桜エビ:大さじ2
- 納豆:小さじ1
作り方
- 材料を細かく切る
- 小麦粉、卵、山芋、出し汁を混ぜてタネを作る
- 具材をそれぞれ一つかみずつゾールに入れ、タネを大さじ2杯加えて混ぜる
- フライパンで3を焼けば、できあがり
お子さまの好きなものを入れてみるようにアレンジしても喜んでくれるかもしれないですね。
茶碗蒸し
家庭の定番の茶碗蒸しです。混ぜて蒸すだけの簡単なレシピなので、忙しいときや他に作っている料理があるときなどに最適ですね。
材料(大人2人+子供1人)
- 出し汁:400cc
- 卵:2個
- 椎茸:適量
- 醤油:少々
作り方
- 出し汁に溶き卵と醤油をいれて混ぜる
- 小さく穴の空いたアルミホイルをかぶせて、30分蒸す
卵のタンパク質に加えて、椎茸が入っているので、ミネラルを摂ることができます。歯がまだ丈夫でない子供でも食べることができるので、離乳食にどうでしょうか。
大人と取り分けOK!鶏団子スープ
材料
・昆布だし:1リットル
・鶏ひき肉(もも、むね):各150g
・木綿豆腐:1/2丁
・長ネギ:10cm
・薄口醬油:大さじ1.5
・酒:大さじ1
・みりん:大さじ1
・塩:少々
レシピ
1,昆布だしをつくる(離乳食用だし昆布なら、水に三時間浸しておくだけ)
2,長ネギはみじん切りに切る。
3,お肉と木綿豆腐、長ネギを混ぜ合わせる
4,鍋に昆布だしを入れ火にかける。沸騰してきたら火を強めの弱火または、弱めの中火にする。
5,③の生地をスプーンで形を整えて鶏団子を落とし入れ、アクが出てきたらすくう。
6,お子様の離乳食に取り分ける場合、1歳未満の子ならこの時点で取り分けてください
7,鶏団子に火が通ってきたら、薄口醤油、みりん、お酒、塩少々を入れて味をととのえたら出来上がり
大人用だけであれば、生姜のしぼり汁、酒、薄口醤油、お塩を混ぜ合わせるとより美味しくなるのでおすすめです。鶏団子だけなら冷凍保存もできそうですね!
離乳食の成功談・失敗談
1日1日著しく成長していく我が子たち。「昨日は食べなかったのに今日は…。」逆に「昨日はあんなに食べてくれたのに今日は…。」なんてことはたくさんありますよね。
たくさんのママの体験談から我が子の明日に活かしましょう!
食べる量の判断がわからない
離乳食全期を通して、1日の量はどれだけ食べさせたらいいのか、子どもはまだ欲しがっているのかそうではないのか、わからないことが多すぎました。
食べる時間を一定にし、どんなに欲しがっても20分で切り上げるようにしました。そしておやつの量を少なくする、よく遊ばせる、昼寝の時間を少なめにする、など育児書に書いてある解決策は全て試しました。基本的には欲しいだけ与える、時間の基本は守る、食事はなるべくみんなで食べる、子どもの食事中は私も席を立たないようにしました。 出典: www.shimajiro.co.jp
初めての離乳食、いろいろ目配り気配りをしすぎてわからなくなること、ありますよね。時間という1つの基準を用いて子どもの状況を把握する、ナイスアイデアですよね。
食べすぎて心配、そんな子に
離乳食を始めた頃から何でももぐもぐ食べてくれました。でも、量を増やすにつれて用意した量では足りなくて号泣し、どうしていいか悩みました。
食べ過ぎで胃が大きくなって肥満にならないか心配だったので離乳食の量は野菜などで量を増やしました。あとは、決めた量以上は絶対にあげないようにしました。 出典: www.shimajiro.co.jp
小食の子がいればたくさん食べる子もいます。子どもは自分が食べられる量が自分でわかりませんし、消化器官も大人ほど発達していないので、ママやパパが食べる量を調節してあげることも大切。子どもの満腹感を満たすことも忘れないように。
気になる食べムラ。そんなときどうするの?
食べるときは心配するぐらい食べるのに、食べないときはまったく食べないという両極端な状況でした。
食べないときは無理に与えず、なるべく少しずつを数回、というふうに、1日の食事回数を増やしてみました。そうすると、食べ過ぎたりして戻したり、ということはなくなって、「1日のちょうどよい食事量」を効率よく食べることができるようになりました。 出典: www.shimajiro.co.jp
離乳食全期を通して、食べムラがある時期に出会うママは多いのではないでしょうか。たくさん作ってもほとんど食べずじまいとなるとママも悲しいけれど、食べきれる量を1日必要な量、回数与えるというのはママの素晴らしい発想ですね。
体重=食べる量ではない?
身長も体重も小さめの娘に、小さいから少なめかなと思って少量を与えたのですが本人は不満足。おかわりを要求され、ビックリしました。小さい=小食ではなかったのですね。現在9ヶ月、相変わらず小さめですが1日3回すべて完食しています。 出典: www.unicharm.co.jp
大人だと身体の大きさと食べる量が比較的比例しやすいですが、子どもは意外とそうでもないようです。身体は小さくたって1人前に食べられること、ママ覚えておいてね♪
気楽に考えることも大切
最初は何gという指標に神経質になっていて、食べさせている物がいったいどのくらいなのかわからず悩んでいました。でも途中からは、体重が減っていなければ大丈夫と本人が欲するだけあげていました。手作りも大切ですがたまには既製品を使用して、離乳食作りにかかる時間を子どもと過ごしても良いと思います。 出典: www.unicharm.co.jp
わからないことだからこそ、データを頼りに頑張るママ。子育てに正解はないので、自分の子が目安通りにいかなくたって、焦る必要はないんですよね。
毎日の経験が糧になる
離乳食が慣れてきた生後9ヶ月~11ヶ月の頃ですが、離乳食のレパートリーや食べる量、作る量、悩みはつきませんよね。
しかし、毎日の子供との食事時間は学びの場であり、成長の場です。だんだん食べるものも大人のものに近づいてきた生後9ヶ月~11ヶ月の赤ちゃんたちは、食事が楽しみの場でもあります。
ママも赤ちゃんも笑顔で食卓を囲み、素敵な家族団らんの時間が過ごせると嬉しいですね。
生後9~11か月ごろの育児についてもっと知りたい方は、以下からごらんになれます。