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後追いが始まるのはいつごろ?
人見知りが始まり、ハイハイができるようになると、今度は後追いが始まります。ママの姿が見えなくなり、不安で泣き出したり探し回ったりする後追いは、一般的に生後9ヶ月ころから始まるといわれています。
後追いは赤ちゃんがママのことを「一番きずなの強い特別な人」と認識した証しでもあり、成長の一つです。
成長はうれしい一方で、一日中ママの姿を追いかけ一瞬でもママが見えなくなると大泣き。トイレにも行けず困り果てているママも多いのではないでしょうか。この時期の赤ちゃんのお世話をするママの体験談を見ていきましょう。
- ユニ・チャーム株式会社「生後9ヶ月の赤ちゃんの発育・発達」(https://www.babytown.jp/b/childcare/hyakka/pb0020.html,2017年6月20日最終閲覧)
後追いはいつまで続く?
親の後追いはいつまで続くのかと不安に思われるパパママもいるでしょうが、生後半年ごろから始まり、9月ごろでピークを迎え、1歳ごろで終わることが多いとされています。
もし「トイレにも行けない…」と困っていたとしても、親の後追いが始まってから半年から1年以内で落ち着くはずです。個人差もあるので、2歳ごろまで様子を見てあげましょう。
- 厚生労働省「乳幼児健康診査事業実践ガイド」(https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000520614.pdf,2023年1月31日最終閲覧)
後追いしない場合もある?
赤ちゃんの中には親の後追いをしない子もいます。それはその子どもの個性や環境により変わると言われています。
たとえば上の兄弟が近くにいる環境であったり、家の中全体が見渡せる環境であったり、性格的に不安感が少ない子どもであったりする場合には後追いをしないこともありますし、これから始まる可能性もあります。
- 母子衛生研究会「気になる子どもの様子」(https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=1473,2023年1月31日最終閲覧)
- かさはら歯科医院「赤ちゃんの後追いについて」(https://www.aobakai.com/staff-blog/?p=31590,2023年1月31日最終閲覧)
ママたちの体験談を紹介
成長はうれしい一方で、一日中ママの姿を追いかけ一瞬でもママが見えなくなると大泣き。トイレにも行けず困り果てているママも多いのではないでしょうか。この時期の赤ちゃんのお世話をするママの体験談を見ていきましょう。
体験談①:食事は立って食べている
朝から洗濯機2回まわして、離乳食の準備しながらパンをかじって、洗い物や片付けはまだしてません。私は昼から用事があるのに自分の準備も進みません。子供は眠い時間なのでグズグズ寄ってきます。カオスです。
何も考えず外食ができて羨ましいって打ってまだ送ってません。笑
嫌味言ってやりたい気持ちと、言ったって仕方ないから、了解だけを送るか迷ってます。笑
みなさんならどうぞどうぞって感じですか?
親の後追いがひどくて、食事も立って食べるもしくは赤ちゃんが眠っている間に食べるという先輩ママも。これほど生活に支障が現れると、「親の後追いはいつまで続くの?」と悩んでしまう気持ちもわかりますよね。
体験談②:離乳食もほとんど作れない
赤ちゃんがずっと後をついてくると、赤ちゃんのためのお世話も十分にしてあげられませんよね。ただでさえ大変な子育て。親の後追いがさらに大変さに追い打ちとなることもありますが、いつか終わると考えて頑張りましょう。
体験談③:ちょっと疲れた…
結婚を機に高速で5-6時間の所に来て生活してます。
息子は可愛いですが最近後追いが始まり、見えないと悲壮感を漂わせた泣き方で泣く、近くにいて1人遊びしていても5分くらいで近寄ってくる。寝ている時に家事をするも意外と早く起きることもあり計算が狂う…
(中略)
もちろん息子はとーーーってま可愛い!でも可愛いだけではない。ちょっと疲れたー( ´ ; ω ; ` )
年始は実家で長めに2週間ちょっと滞在する予定が、急遽1週間未満に…
はぁぁぁー。せっかく息子を見てくれる目も手もあり、ゆっくりできると思ったからショックがでかく辛い💔
せっかく地元の友達に会ったりもしたかったのになー。。。
次はGWまで帰れないんだろうなー…
どれだけ子どもがかわいくても、予想外の展開や親の後追いが頻繁だと「疲れた…」と感じてしまうもの。しかし放置していても赤ちゃんの悲壮な鳴き声が聞こえると、かわいそうになってやはり傍に行ってしまいますよね。
体験談④:パパへの後追い
親の後追いの激しさに「いつまで続くの?」と悩むママもいれば、「パパばかり後追いしている…」と悩むママも。毎日一生懸命にお世話しているのに、ママではなくパパばかり後追いしている赤ちゃんを見ると、やはり寂しい気持ちになるものです。
体験談⑤:後追いしない
中には親の後追いがないという赤ちゃんもいましたよ。やはり少しさみしい気持ちはあるでしょうが、その分、パパや両親に預けることもできれば育児の負担が減りますよね。「うちの子は親の後追いがない」と割り切りましょう。
体験談⑥:後追いの様子を残しておくのもおすすめ
後追いの対処法
毎日大変な思いをする親の後追い。効果的な4つの対処法をご紹介しますので、ぜひ今日から実践してみてくださいね。
離れるときは先に声をかける
赤ちゃんから離れるタイミングで、「トイレに行くね」「ちょっと待っててね」と、あらかじめ声をかけておくと赤ちゃんが安心してくれることがあります。
もちろん言葉の意味はわからないでしょうが、何度も繰り返して声をかけると、そのタイミングで「ママが少しいなくなる」とわかってもらえるかもしれません。根気強く続けてみてくださいね。
家中を危険がないようにしておく
親の後追いが始まったときに気をつけたいのが、家の中に危険がないようにしておくことです。ママの後を追って動いているときに、熱いものに触れたり階段から落ちてしまったりすることも考えられますよね。
赤ちゃんにとって危険なものは手の届かないところに置くことが基本ですが、ベビーサークルを設置するのも効果的ですよ。
おんぶひも・抱っこひもを使う
親の後追いがひどい赤ちゃんなら、おんぶひもや抱っこひもを使って、いつでも赤ちゃんと一緒にいられるようにしてみてはいかがでしょうか?
家事をするときもトイレをするときも、いつでも一緒にいられるので、きっと赤ちゃんは安心してくれるはずです。ただずっと赤ちゃんをおんぶしたり抱っこしたりしていると、体への負担が大きくなるので適度に休憩してくださいね。
家事は必要最低限にする・分担する
親の後追いが頻繁な期間は、少しだけ家事の量を減らすのも良い方法です。親の後追いはいつまでも続くわけではないので、その間だけ家事を必要最低限にしたり、パパと家事を分担したりしてみましょう。
ママと一緒にいられる時間が多ければ赤ちゃんは安心できますし、ママにとっての負担も少なくなりますよ。
後追いは順調な成長の証し
親の後追いが始まると「トイレにも行けない…」と、日々の育児に疲れてしまうことがありますよね。「いつまで続くの?」と親の後追いにイライラすることもあるかもしれません。
しかしいつまでも続くものではないので、紹介した対処法を試しながら、限られた後追いの期間の負担を上手に軽減してくことを考えてみましょう。そしてたまには1人でゆっくりと、リフレッシュする時間を設けることも大切ですよ。
ただ赤ちゃんの性格や環境によっては、親の後追いがないこともあります。後追いが遅く始まることもあるので、なくてもあまり不安がらないようにしてくださいね。
生後9~10か月ごろの育児についてもっと知りたい方は以下からごらんになれます。