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だしはいつから与えられる?離乳食に使えるだしの取り方
しょうゆや塩、砂糖などの調味料を多く使用することができない離乳食時期は、だしやスープを使い食材の味をいかした食事が基本です。
ここでは、製氷機などで小分けして冷凍することもできるだしの取り方を説明しています。一度にたくさん作って、冷凍庫で保存しておくと、便利ですよ。
またそろぞれのダシの取り方について動画もあるので、ダシをとるのが初心者という方にも確認しやすくなっていますよ。
昆布だしの取り方
初めに、昆布だしの取り方を説明します。
昆布の表面を固く絞ったふきんで拭き取り、鍋に水と昆布を入れて、30分程度おきます。その後、鍋に火をかけ沸騰直前で火を止め、昆布を取り出したら、昆布だしの完成です。
昆布だしは離乳食初期の生後5、6ヶ月から使用することができます。また、火にかけず昆布を3時間から一晩、水に浸けておく方法でも、だしを取ることが可能です。寝る前に準備しておくと、次の日から使うこともできますよ。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」22ページ(学研プラス,2017)
- パルシステム生活協同組合連合会「昆布だし」(https://kosodate.pal-system.co.jp/recipe/recipe_230/,2021年4月16日最終閲覧)
- 岡山市「おいしいだしの取り方」(http://www.okayama-tbox.jp/kosodate/pages/10767##01,2021年4月16日最終閲覧)
- 雲仙市「だし汁」(http://www.city.unzen.nagasaki.jp/info/prev.asp?fol_id=17187,2021年4月16日最終閲覧)
- 上田玲子(監)「最新版この1冊であんしんはじめての離乳食事典」43ページ(朝日新聞,2016年)
かつおだしの取り方
次に、離乳食で与えるかつおだしの取り方です。
まず水を沸騰させます。沸騰させた後にかつおぶしを加えて、すぐに火を止めます。しばらく置いて、かつおぶしが沈んだらざるなどでこして完成です。昆布だしとは違い、沸騰した後にかつおぶしを入れることがポイントです。
製氷機などに入れて、冷凍保存すると離乳食作りに便利でしょう。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」とじ込み・ウラ(学研プラス,2017)
- パルシステム生活協同組合連合会「かつおだし」(https://kosodate.pal-system.co.jp/recipe/post/,2021年4月16日最終閲覧)
- 岡山市「おいしいだしのとり方」(http://www.okayama-tbox.jp/kosodate/pages/10767##02,2021年4月16日最終閲覧)
- マルコメ「だし汁の保存方法」(https://www.marukome.co.jp/recipe/misosoup/preservation/,2021年4月16日最終閲覧)
野菜スープの取り方
離乳食で与えることができる、野菜スープの作り方を説明します。野菜スープにはキャベツ、ニンジンなどを使用しますが、離乳食の時期によって食べられる野菜を選んでも大丈夫でしょう。
まず、使用する野菜を小さく切ります。鍋に野菜と水を入れて沸騰させて、弱火で約20分煮ます。野菜が柔らかくなったら、ざるなどでこして完成です。残った野菜は裏ごしして、ペースト状にしたり、きざんだりすることで離乳食としても使用することができます。
- 小池澄子(監)「最新版 らくらくあんしん離乳食」23ページ(学研プラス,2017)
- パルシステム生活協同組合連合会「「だし・スープ」のきほん」(https://kosodate.pal-system.co.jp/kihon/zissen/dashi/,2021年4月16日最終閲覧)
- 松尾みゆき「電子レンジ・フリージングをフル活用!はじめてでもカンタン離乳食」25ページ(PHP研究所,2014年)
市販だしを使う先輩ママはどう使っている?体験談をご紹介!
離乳食に利用するダシはできれば手作りでとりたいけれど、毎日忙しいし市販のものを活用したいと思っているママパパは多いはず。市販のダシも離乳食用のものは無添加や材料にこだわったものもあり、ママパパも安心して使えます。
ここからは実際に市販のダシを活用している人の声をご紹介します。今後の離乳食作りの参考にしてみてください。
離乳食を少量作るとき・時間がないとき
実家や義実家など出先で離乳食を作るような場合は、いつものように一気に作って…とはいかない場合がありますね。そうした「少量を作る場合」に市販のダシを使っている人は多いようです。
毎日の離乳食にちょっと変化をつけたい時に
離乳食、特に初期のころは素材の味がベースなのでダシを使うことは少ないかもしれません。しかし、日々素材の味だけでちょっと食べるのが進まなくなったな、というときに「変化をつける」目的で使っていた方もいるようです。
昆布とかつおが混ざってると思うので、どちらも別々で出汁を取り、どちらもクリアしてから和光堂は使いましたよ。
素材の味で食べてくれるなら無理に使わないでいいと思いますが、
味噌汁、肉じゃが、鶏団子を作る時に使ってました。
なので、調理してから冷凍ですね。
出汁粥ならお湯で出汁を溶かしたものを少量から始めるといいです。赤ちゃんの舌って少量でも分かるので。
でもなるべく素材の味で食べてもらいたいって思ってるので、基本使わないのですが、苦手な食材の時にだけ表記されてる分量よりも薄めに使ってます!
うちはお粥に飽きた時は、好きな野菜と混ぜてあげています😀
野菜を細かく切って炊飯器で炊飯し冷凍したものを、チンした後に和光堂のホワイトソースや和風出汁で味付けしてあげていました。
また、ベビーうどんのスープとしても使っていましたよ。
6ヶ月なので素材の味だけで、まだ無理に使わなくても良いと思いますが、徐々に食べれる物も増えてきてレパートリーを増やしたい時に活躍すると思います!
味付けされたものを好む・時短を狙って
離乳食の進んできた中期~後期では、ベビーフードを利用する場合も増えてくるのではないでしょうか。子どもによってはベビーフードのしっかりした味付けだったらパクパク食べる、という子も。
なかなか進まなかった離乳食だったけれど、ダシで味をつけたりすると進むので、便利に使っているという方は結構いましたよ。離乳食期は何よりもママパパがストレスを溜めないことも大切。
準備が時短になってその分、子どもと向き合う時間に笑顔が増えるなら、便利にダシを使うのはありですよね。
市販のベビー用ダシを使うことに抵抗があった人も、ベビーフードを上げた際に「味付けが思った以上にしっかりしてる」と驚くことがあるようです。
ベビーフードは基本的に赤ちゃんが安心して食べられる味付けにしてあるので、ベビーフードを参考に味付けを考えるのは1つの方法ですね。その場合に市販のダシを有効利用するのは便利で良いですね。
成長に合わせて徐々にだしを使ったレシピを
だしの取り方を説明し、離乳食から使うことができる粉末だしを紹介しましたが、はいかがでしたか。昆布だしやかつおだしは赤ちゃんの好みに合わせてどちらかを与えてみてくださいね。また野菜スープは、赤ちゃんの好きな野菜で作ってあげるとよく食べてくれるかもしれません。ぜひ、だしを使って赤ちゃん好みの離乳食を作ってみてくださいね。
イラスト:アキタヒロミ